君の髪が乾くまで【おそ松さん】 (ページ16)

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おそ松と煙草ページ16

「煙草って美味しいの？」

おそ松『俺その質問超好きなんだけど
全然おいしくないよー』

「じゃあ吸わなきゃいいのに」

おそ松『美味しいから吸うんだよ』

「どっち」

おそ松『俺の影響で始めたとか嫌だなあ～
お兄ちゃんAには清き道に進んでほしいからさあ？』

「つまりは美味しいんだ」

おそ松『うん、止まんねー』

おそ松は

目を細めてフーッと煙を吹き出す

「おそ松臭い」

おそ松『うるせぇなあ』

おそ松は私の顔に煙草の煙を吹きかける

「私好きな人の匂いが吸えば嗅げるなんて嫌だよ」

おそ松『忘れないからいいんじゃねーの』

おそ松はまた、

煙を吸い込む

「クズニートなのに煙草吸うなんて
お母さんに迷惑かけすぎ」

おそ松『いいもん、アイツお金くれるし』

「また紐してるの？」

おそ松『うん』

「最低」

おそ松『どーも』

おそ松『Aがそばにいてくれるなら
俺ちゃんとするよ？』

「それみんなに言ってるんでしょ」

おそ松『なはっ！ばれたぁ？笑』

「結局おそ松は誰が好きなの」

おそ松『お金くれるみんなのこと好き』

「私のことは？」

おそ松『んー、お金くれなくても
なんか隣にいてくれなかったら拗ねる』

「はいはい」

おそ松『俺Aとなら不幸でもいいんだぜ？』

なんて届かない本音