5 ページ10
k「今から帰ろうと思ってたんだけど、一緒に帰る？」
『…え！』
s「…僕はまだ残ってする事あるんで！2人は先に帰っておいてください！」
『そ、それなら私も』
s「せっかく一緒に帰るチャンスですよ、気を利かせたんですから一緒に帰って下さい笑」
『…！』
k「どうする？」
『あ、じゃあ先帰らせて貰おうかな、』
s「はい！じゃあ、また明日〜」
k「ん、ばいばい」
『また明日ね、』
s「…ばいばい」
帰り際に見たしにがみくんの顔は、少し寂しそうな笑顔を浮かべていた。
−−
k「もう暗いね」
『そうだね、お腹空いたな〜』
k「…俺も空いた。なんか食べて帰る？」
『いいね〜…学校の近くにあるさ、たい焼き屋さん寄ってかない？』
k「そんなのあるんだ…いいね、寄っていこ！」
『うん！』
校門を出てたい焼き屋さんに向かう。
いつもはしにがみくんと大笑いしながら帰っていた道が今は違う
大好きな人が隣にいて、私の心臓は大爆発しそうだ。
きっとまだ冬でもないのに私の顔は真っ赤だろうな。
『あ、ここ！』
k「わ、めっちゃいい匂いするね…どれにしよっかな〜」
『う〜ん私のおすすめはカスタードです、！』
k「じゃあそれにしようかな笑 Aちゃんもそれにする？」
『えっ、あっ、うん…！』
k「あ、ごめん。俺無意識にちゃん付けしてた…嫌かな？」
『う、ううん！全然いい！』
k「そう、ありがとう」
私の顔を見て、微笑みながらクロノアさんがそう言う。
恥ずかしくて目を逸らしてしまう。
k「…俺2つ買ってくるね」
『あ、ありがとう！お金後で渡すね…』
クロノアさんが背中を向ける。
胸ポケットに入れていた鏡を開いて、自分の顔を見る。
良かった…暗くて顔が真っ赤なのも、あまり分からない。
急にちゃん付けは流石にダメですよ…クロノアさん…
k「買ってきたよ〜」
『ありがとう！あ、これお金』
k「ん、ありがと」
渡された、カスタードクリームの入ったたい焼きにかぶりつく。
いつ食べてもやっぱり美味しい。
k「おぉ、美味しい！」
『良かった！』
k「でもやっぱりちょっと甘いね笑」
『…そうですか？いつもしにがみくんと食べてるので慣れちゃいました笑』
k「…いつもしにがみくんと寄って帰ってるの？」
『はい、いつも一緒に帰ってくれてるので…』
k「そっか、」
−
k「それじゃあ、また明日」
『はい！明日頑張りましょう！』
k「うん、ばいばい」
月が一段と綺麗に見えた気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
市(プロフ) - 今気づいたんですけど評価が赤色になってる!! やった!! (6月29日 21時) (
レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - 黒灰白有無％さん» 檸檬やっぱりいいですよね!! 自画自賛出来るほどこの作品は気に入ってます!! 続編も読んでくださり感謝感謝ですTT (6月29日 21時) (レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 本当にどれもいい話なんですけど 檸檬 が超好きです！個人的に転生後は幼馴染で戦争に行った時みたいに引越し(お別れ)になり今世では再開できる的なのを思い浮かべました!色々想像が広がりますし、本当にどれもいい話で大好きです！続編も続けて読めせていただきます！! (6月20日 2時) (レス) @page24 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - らいさん» 嬉し~です🥲ありがとうございますᐡ- -ᐡ (5月26日 0時) (レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 檸檬本当にいい 最後の手紙でガチ泣いた (2023年5月12日 19時) (レス) @page24 id: feb55afa1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sumi | 作成日時：2021年6月23日 0時
