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文化祭前日
「…よし！今日の練習はここまで！明日いよいよ本番だけど…みんな力を合わせて頑張ろうね！」
今日の練習が終わり、今まで演劇の練習をまとめてくれていた子から、激励の言葉が飛んでくる。
そう、明日はいよいよ本番。
今までたくさん練習してきた日々も今日で終わり。
…やっぱり、クロノアさんとお話できなくなるのが少し寂しい
「えっとじゃあ、クロノアくんから何かある…？その、主役だし。」
k「えっとじゃあ…」
「俺、今まで演技とかしたことなくて、すごい最初は困ったんだけど、皆が支えてくれて凄く嬉しかったです！ …特に無理を言って俺の推薦で役をやってくれたAさんとしにがみくん！ありがとう！」
s「いえいえ、」
『大丈夫ですよ』
k「…明日絶対成功させましょう！」
皆がクロノアさんに向けて拍手をする。
そっか、忘れかけてたけどクロノアさんは皆から人気があって、誰にでも優しい皆のヒーローなんだ。
やっぱり素敵だ。
私だけ特別仲がいいわけじゃない…
…それでもやっぱり彼のことが好きだ。
今やっと確信できた気がした。
−
s「Aちゃん、今日もお疲れ様です」
『しにがみくん…！ありがとう！』
s「明日で最後ですね…」
『そうだね…ちょっと寂しいよやっぱり。』
s「最初はあんなに嫌がってたのに…笑」
『確かに…それを考えると、しにがみくんには感謝しかないよ、やっぱり。』
s「急になんですか笑 照れますよ！」
s「Aちゃん、僕Aちゃんの恋応援してますからね！」
『…改めて言われると照れるね』
s「でしょ？」
少し暗くなった教室に夕焼けの光が差す。
この光景も、もう見れなくなる。
『…しにがみくんは好きな人いないの？』
s「え！僕ですか!? う〜ん…」
『え、何、いるの??』
s「…いました…の方がいいですかね！笑」
『え…？』
s「いたんですけど…なんか、その子の好きな人には叶わない気がしてきて…」
『え〜！何それ！…諦めちゃうの？』
s「…諦めるっていうよりかは…その子が好きな人と幸せにしてるところを見てる方が、僕も幸せだなって思っちゃって。」
「好きな人っていうより、推しになっちゃった！みたいな…」
『ふ〜ん…しにがみくんならきっと素敵な人現れるって…』
s「別に慰めて貰わなくてもいいです！笑」
−
k「2人とも何してるの？」
『あ、クロノアさん！』
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市(プロフ) - 今気づいたんですけど評価が赤色になってる!! やった!! (6月29日 21時) (
レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - 黒灰白有無％さん» 檸檬やっぱりいいですよね!! 自画自賛出来るほどこの作品は気に入ってます!! 続編も読んでくださり感謝感謝ですTT (6月29日 21時) (レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 本当にどれもいい話なんですけど 檸檬 が超好きです！個人的に転生後は幼馴染で戦争に行った時みたいに引越し(お別れ)になり今世では再開できる的なのを思い浮かべました!色々想像が広がりますし、本当にどれもいい話で大好きです！続編も続けて読めせていただきます！! (6月20日 2時) (レス) @page24 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - らいさん» 嬉し~です🥲ありがとうございますᐡ- -ᐡ (5月26日 0時) (レス) id: 2b61322586 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 檸檬本当にいい 最後の手紙でガチ泣いた (5月12日 19時) (レス) @page24 id: feb55afa1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sumi | 作成日時：2021年6月23日 0時
