「私、娘はいらないんだけどなあ」【文豪ストレイドッグス】

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ポートマフィア。

それは、ヨコハマで暮らす誰もが知る【畏怖の対象】。

首領である森鴎外は、冷徹で残酷、いわば悪魔のような存在であると恐れられている。

裏社会で暗躍する闇組織であるからには、勿論敵も多い。というか周りは敵しかいない。

無論、首領のお命頂戴いたそうと目論む輩もいるのである。

そこで、だ。

巨悪なり、ポートマフィアは考えた。

首領を魔の手から守るにはどうすればよいのか。

黒帽子の幹部は頭を抱えた。

桃色の和服美人は困ったように笑った。

ついに、金髪の西洋人形がこう云った。「リンタロウに家族を作って、標的を増やせばいいんじゃない？」と。

かくして作戦は実行されたわけだが____。

『あーらあらあら父(ボス)、眉間にシワが寄っていますわ、お困りですのね可哀想に(棒)』

「おやおや娘(こうせいいん)、父(わたし)の心配をしてくれるのかい？慈悲深いねえ、そんな子に育てた覚えはないけども」

「もーー！！駄目ーーッ！！
そんなんじゃ全然親子に見えない！ねえコウヨウもそう思うでしょ！？」

「そうじゃのう、森親子作戦(このさくせん)は諦めたほうが良いと思うんじゃが」

____実用は難しそうだ。執筆状態：連載中