オワリノナイ恋 / A. Masaki【19】 (ページ1)

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721.胸騒ぎのメッセージ･･･A ページ1

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朝、アラームの音で目が覚めて時計を確認。

昨日帰って寝た時間から、5時間しか経ってない。
まだ迎えまでは時間があるから、二度寝をしようと布団に潜り込む。

昨晩、Aちゃんに電話をかけた時間が時間だったからか、彼女は出なくって。
その後、暫くして始まった撮影がほんの少し長引いて。
次に画面を開いたときにきてた通知は、数時間前のものだった。

楽屋に戻ってすぐにメッセージを入れたけど
返事が来るはずもなく、また明日連絡を入れることにした。

時間も時間だったから、ほぼダメ元だったし、おやすみのメッセージだけ追加で入れて
マネージャーの運転する車で家に帰った。

だから、彼女からの返事を期待して、アラームを止めるついでに携帯を開いたけど、その通知はまだ上がってなくて。
今日はAちゃんは休みのはずだし、妊娠してから起きるのも辛そうだったから、まだ寝てるかもしれない。
そう思いながら、寝返りを打った。

睡魔の第二波が襲ってきたとき、携帯がメッセージの通知音を響かせて一瞬現実に引き戻される。

こんな朝に誰、、って思いながら画面を開くと”Aちゃん”の文字。
押し寄せてた睡魔は、どっかに飛んでって思わず上半身を起こした。

二日ぶりのAちゃんからのメッセージに、浮き足立って携帯の画面を開いたけど
想像して居た返事とは裏腹に、、

『おはようございます、昨日はごめんなさい』
『次はいつ電話できますか？』
『雅紀くんに会いたいです』
『寂しいです』

感情のままに送られたようなメッセージ。

たった4件のメッセージだけど、普段はどこかしらに絵文字や顔文字のつくメッセージに
何のデコレーションも無いことに、なんだか胸騒ぎがして
そのまま、急いで彼女の携帯に電話をつなげた。