24.留守電･･･A ページ24
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Aちゃんが、出て行っちゃって
暫くして、目の前には閉まった扉と
手には、マネージャーからの連絡を伝え終えた携帯だけで
何があったのか、わけわかんなくなった。
でも、Aちゃんを今直ぐに追いかけなきゃいけない気がして
直ぐに、携帯でAちゃんの番号を探し当てる。
暫くコールした後に、プツッて電話が途切れて
｢Aちゃん！？｣
って叫んだのも虚しく、留守電に繋がった。
リビングにいる翔ちゃんなら、何か知ってるんじゃないかって思うと
忙しく、リビングに行ってケーキを食べてる翔ちゃんに声かけた。
｢おぉ、相葉くん。どした？｣
｢どしたじゃないよ！Aちゃんが出てっちゃって！！｣
｢あー、そう･･･｣
｢何かあったの？Aちゃん顔も見せてくれなくて｣
｢色々あんじゃねぇの？女ってわかんねぇから｣
｢翔ちゃん機嫌悪い･･･？｣
｢･･･いや？別に？｣
翔ちゃんは、黙々とケーキを食べてて
出ていった理由もわからないままAちゃんからの連絡は無くて
ツアー中には無いと言っていいような休みが奇跡的に出来たから
付き合ったらそのまま、お泊りして
あんなことやこんなことして
朝はAちゃんの寝顔を見てって考えてたのに、当のAちゃんが居なくなって
札幌の冬は寒いから京セラの関係者席にでも座らせて、俺がスーパーアイドル相葉ちゃん☆ってやってるとこ見せようと思ったのに･･･。
予定が全部狂っちゃった、、
｢相葉くん、明日札幌入りだろ？｣
｢え？あ、うん｣
｢俺も明日入りだから、泊まっていい？｣
Aちゃんの為にベットメイキングだってしたのに･･･って思いながらも
その相手がいなくなったベットは寂しいし翔ちゃんに使ってもらえるならいっかって思って
｢俺、ソファーで寝るからベット使っていいよ？｣
｢え、いいよ。俺がソファーで寝るから｣
｢いいよいいよ。俺、Aちゃんの為にベットメイキングしたんだけど、どうせ使うなら誰かに使ってほしいし｣
｢余計使いにくいわ(笑)！｣
なんて、数回やり取りした後に
結果、翔ちゃんがベットを使うことになって、Aちゃんから連絡がこないまま
明日のために寝ないわけにもいかず、眠りに落ちた。
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年11月29日 0時
