信じない99 ページ1
リコ「A?」
A「リコ姉も何落ち込んでんだよ?リコ姉のおかげでみんなはここまで強くなったんだろ?
みんなはリコ姉の指導と私のサポートをずっと信じてきたんだから。
だから…今度は私達がみんなを信じよう」
リコ「……うん!」
リコ姉は笑い私の手を強く握った
試合を再開し小金井先輩が2本決めた
次に黛さんと黒子の1on1。黛さんを黒子抜きシュートをした。けど黒子はわざと抜かせた
そしてまた黛さんが1本決めた
しかし今度は黒子・大我のチームプレイで2本決まった
黒子は影の薄さが戻ったわけではない。黛さんを上書きしたんだ。
要は黛さんが自分より目立つように仕向けた。黛さんに抜かれ続けたのもそのため。目立ち始めた光も、より輝く光が方顕に現れば霞んでいく。
旧型と同じ特性を持ち、旧型より高性能の黛さん。だからこそ掘らされた新型の墓穴だ。
黛さんは葉山さんにパス回してシュートをしたが外した。木吉先輩がリバウンドしてボールをキャッチして小金井先輩にパスした。
だが小金井先輩が伊月先輩にパスしたら赤司にボール奪われた。
大我はそれを気付きカウンターの方に向かう赤司を追って赤司の前に出た
火「(黒子、A…お前らはつくづくすげぇよ。お前らが諦めてなかったら俺もあそこで諦めてたのかもしれねぇ…。
だから今度こそ消さねぇよ、絶対…お前らがつけた希望の光を…!)
勝負だ、赤司!」
大我がまたゾーンに入った!
赤司から距離を離れてDFに入る大我。
A「もしかして大我、ゾーンを深くなってるのかも…」
リコ「深く?」
A「ゾーンの時の"野生"はいよいよ"獣"の添えだ」
赤司は黛さんにパス回し、黛さんは根武谷さんの方にパスして決まった
黛さんの上書きをまだ終わっていなかった。
赤司からのパス取った黛さん。けどパスコースは全て塞がれてまた黒子と1on1!
黛さんは動揺してドリブルしながら黒子を抜けた
黛「(何で俺は抜いて…?)」
黛さんのジャンプシュートは大我にブロックされた
黛「(しまっ…)」
土「今黒子、ドリブルの直前わざと大きな隙を作ったよな?」
A「はい。プレッシャー中、一瞬出来た隙に黛さんは反射的に反応してしまったんです。要はその程度だったって事です。
"影に徹する"…言うのは簡単なんですけど実はとてつもなく難しいんです。
必要なのは選手として本能を抑え込む鋼のような理性」
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作者名:わー | 作成日時:2016年8月12日 18時