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Aの好きがこんなに破壊力あるとは思わなかった
本人は分かってねぇし…
そういうところがかわいいけど…
つうか知らなかった
真田がまさか告ってるなんて思うかよ
俺が寝込んでた時だよな
真田は結構マジだったってことか
でも、待たないでってAが言ってくれたことは素直に嬉しかった
Aが異性と親しくしているのは、なにも思ってない証拠
男と意識し始めると逃亡するからな
俺もだし楠木先輩だって、一時期避けられたし
絶対Aには内緒だが、楠木先輩から直接言われたことがある
諦めるからって
Aには俺の隣がよく似合ってるって
自分じゃダメなんだって思い知らされたと
泣かすなよ、泣かしたら奪いに行くからって静かに言われた
あのまま楠木先輩がグイグイ押していたら今こうやってAのこと彼女だって言えなかったかもな…
まぁ、しかし…真田相手に嫉妬心丸出しで出ていかなくて良かったよ
妬いたって知られちゃカッコわりーもん
踏みとどまって良かった
じっくり時間をかけてAに俺の事を意識させた
幼なじみってポジションにあぐらかいて居座るつもりもなかったが、Aに告白するなら甲子園の前でって決めた
何度も口が滑りそうになったよ
ま、真田のとの事は置いておき、他にも気になってることはある
おじさんの話だ
あんな風に思ってたのも今日初めて聞いた
なんでも知ってるつもりでいたけど、また知らないことあったんだ
あとは…風呂上がりに、そんな格好でウロウロするな
ふわふわモコモコの手触りいいルームウエアをAの誕生日に部員全員でプレゼントした
マネージャー達からこれがおすすめと聞いた女子に人気のブランドのやつ
こういう時人数多いと助かる
夏用と冬用両方渡せた
ちなみに夏川と梅本にも同じものをプレゼントしている
色違いで、芸がないと梅本には文句を言われたが、勧めてきたって事はお前もそのブランド好きってことだろ？と言えば可愛くないと猫目になった
それはさておき…
足見せてんなよ…ショートパンツはやめろ
俺を探してホテルの中歩き回ったなら、みんなに見られた
野球部の中のAの隠れファンが喜ぶだろ
もうちょっと女の子の自覚を持って欲しい
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作者名：彩葉 | 作成日時：2021年6月17日 20時
