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午後からは練習に参加して、みんなと一緒に夕食を食べる。

「おかわりいらねぇの?」
「部員と一緒にするなぁー。この山盛りのご飯だって全然減らないんだけど…。」

寮母さんに言って量を減らしてもらおう…。
これはとてもじゃないけど食べ切れない。

ノリくんと一也がおしゃべりしてるうちにご飯を半分乗っけておいた。
おかずは倉持くんのお皿に。

「「お前なぁ!」」
すぐにバレちゃった…。
「練習でお腹ペコペコでしょ?たくさん食べてよ。残すのは寮母さんに申し訳無さすぎるし…」
「まぁ食うけど。」

寮母さんのお手伝いを申し出て食器を洗う。
それから自主練の手伝い。

消灯時間に間に合うようにお風呂に入って長い1日が終わった。

なんか寝れないなぁ。
窓を開けて外を眺めてるとマスコットバットを持った一也がどこからか帰ってきてるのを目撃した。

コソッと部屋を抜け出して、一也が通るであろう場所へ急ぐ。

「うおっ、ビビった!何やってんだ!消灯時間過ぎてるし。」

「一也だって、今戻ってきたでしょ?」

「早く寝ろ。朝早いぞ。」

「うん。もう寝る。一也の顔見たらなんか安心したから。寝れそう。」

「寝れねぇか…慌ただしかったもんな。
一緒に寝てやろうか?」

「え?」

「おい、なんでちょっと嬉しそうなんだよ。」

「だって、一也と寝たらぐっすり寝れるし。体温高いから暖かいし。」

秋も深まってきて、夜は肌寒いくらい。
バカ言うなって小突いてきたけど、言い出したのは一也なのに…。

「俺以外にそんなこと言うなよ。」

「言うわけないでしょ。一也だから、よく一緒に寝た仲だから。」

「いつの話してんだよっ」

ムギュっと鼻を摘まれて、もげるかと思った…。

温めのホットミルクを作ってくれて真っ暗な食堂でコソコソ話をしながら飲んだ。

身体も温まったし、これなら寝れそう。


「鍵、ちゃんとかけろよ。」

「はーい。おやすみ。」

「おやすみ。」

寮にいられるのはみんなのおかげ。
明日からもっと頑張らなきゃ。
感謝の気持ちはみんなをもっとうまくサポートすることで返していこう。

どんなことができるかな…。
どうしたらみんなは喜んでくれるかな。

そんなことを考えつつベットに潜り込んだら、さっきまで眠れなかったのが嘘みたいに一瞬で眠りについた。

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ow17fc14(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます。自信はないですが、御幸の話が終わったらチャレンジはしてみようと思います。気長にお待ちください。 (2020年12月10日 9時) (レス) id: aa2425e726 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 丹波光一郎の小説も書いて欲しいです丹波さん好きだけど小説無いんで (2020年12月8日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩葉 | 作成日時:2020年12月5日 12時

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