５３話目 覚醒の闇 ページ5
タクトside
サ「どうして……、何でオレは負けたんだ……」
お前はバカだな……
南緒を……Aを怒らしといて何を言っているのか
こいつはAと南緒との勝負に負けた
ここからはオレが変える番だ！
タ「サクト……」
オレは話しかける
サ「兄さん……」
驚く顔が面白い
オレはきっと笑っているんだろうな……
終焉の盗賊としてな……？
タ「オレはお前が羨ましかった。お前の周りはいつも人が溢れていた」
それは正直な本音……
でもな……
タ「オレはお前が嫌いだ。お前はオレをどう見ていたんだ？」
サ「それは……、タ「自分の優秀さを見せつけるためだろう？」……⁉」
目を背け続けたことを言ってやる
あいつは確かに天才だ……、オレはどんなに努力しても勝てないだろう……
でもな……
タ「お前はオレを……"survival"を見下しすぎたんだ。お前がもっと考えていたらあの二人は怒らなかった」
Aがキレるのは仲間を傷つれられたときだけ……、つまりはあいつが手を出さなければ起きなかったことだ
タ「お前は敵に回すべきではない奴を敵に回したんだよ？」
サ「……‼」
オレたちは皆、過去に辛い体験をした
家族の愛を知らない……
家族の和を壊した……
そして……
自分を偽ることしか知らない……
そんな自分に反逆する……、ユニット名にはそんな意味も込められている
兄と不仲だった加勢
Aとの接し方を見失った南緒
弟や家族から見下されていたオレ
ここに集まるのはそんなに簡単に屈服させることなど出来ないんだ
？「おめでとう、終焉の盗賊」
あぁ、お前はいつもいるな……
タ「お前の隣に立つ資格、確かに得たぞA」
これでオレはお前と対等だ……
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タクト編終了です‼
次にスッポットライトが当たるのは櫂と概です‼
双子だからこそ困ってしまうことをAと南緒、ゆうたとひなたの目線から６話で書くつもりです
お楽しみにしていて下さい‼
駄作者黒魔剣士でした‼
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作者名：黒魔剣士 | 作成日時：2018年6月22日 19時
