。+。第五十四話。+。 私でキャッチボール的なことすんなやァァ!! ページ9
貴女side
お館様に投げられて、今私は幸村さんの腕の中。
・・こんなに細いのに私のこと持てるんだ・・。
っていうか、早く降りないと“破廉恥でおじゃるぅぅう!!”って叫ばれる!!
あれ?“おじゃる”だったっけ?ま、いいや!!
と、思った私は幸村さんを見上げてみた。
『あ、のォ・・幸村さん、なんかゴメンなさい。すぐ降りるんで・・』
「きっ貴殿が謝られることはございませぬ!ただ某が・・!」
『?』
謝ると、もっと顔を真っ赤にして言葉に詰まっていた。
何が言いたいのかよく分からなくて首を傾げていると、今まで黙っていた双竜が口を開いた。
「・・Ha!!この竜の所有物に手ェ出そうなんて、アンタらナメてんのかァ?
・・小十郎!」
「御意!!・・おらァァァ!!」
『ほぎゃァァァァ?!』
「A!/A殿!!」
政宗さんが言うと、こじゅさんが私を葱でぶっ飛ばして、また宙を舞った。
・・遊園地みたいな感覚ぅ!気持ち悪ぅ!!
と、思っていると、今度は政宗さんにキャッチされた。
『うえェ・・気持ち悪・・。政宗さん、いい加減降ろして・・』
「Ha!!・・離すもんかよ・・!!」
『いや、この状況で口説き文句みたいなの言われても、キュンッとしませんよ?!
というか、さっきも言いましたけど、好きでもない人に気安く触れるのはどうかと・・』
「・・すっきあり♪」
『ごっふぇ!チッ・・佐助ェェ!!』
「なんで俺様にだけ半ギレ?!」
「Shit!!小十郎!」 「御意!」
「幸村ァ!」 「御意にございます!お館様ァァ!」
『ああああ!!・・いってェェェ!!』
佐助が私を飛ばして、皆走ってキャッチしようとしてくれたけど、誰も間に合わなくて私はドスンっと尻もちついた。
その場でお尻を擦りながらフと上を見ると、立て掛けてあった幸村さん愛用の二槍がグラついていて、だんだん私に向かって倒れてきた。
『ッ!!ぎゃあァァァ!槍が刺さるぅぅ!私串刺しで人生終了したくねェよォ!!』
全「A!!/A殿ォォ!!」
目をきつく瞑って半泣きでそう叫んだ時に私の身体が浮いて、ゆっくり瞼を開くと私の下には・・・・・?!
。+。第五十五話。+。 私は青くて、幸村さんは真っ赤!!→←。+。第五十三話。+。 紅いモフモフおじさんや!!
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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀`)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして!最初からずっと見てます。更新頑張ってください!そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー!!((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時:2014年2月9日 20時