。＋。第五十三話。＋。 紅いモフモフおじさんや！！ ページ8
貴女side
私と真田様で団子同盟を組んで舞っていると、後ろから低くて渋い声が聞こえて、二人で同時に振り返ってみた。
『・・ど、どちらさまデスカ？』
「おっお館さばァァァ！！」
「幸村ァァァァ！！(バキっ！！」
「ぬあァァァ！！」
『ぎゃあァァ真田様ァァ？！・・なんとかしなきゃ！！』
真っ赤な服を着て、頭にはモフモフと角が付いてるものを被ったおじさんがそこにドッシリと立っていて、真田様が“お館様！！”と叫ぶと、そのおじさんは真田様を思いっきり殴って吹っ飛ばした。
心配になって真田様のもとに駆けようとした時に、後ろから三つの手に肩をガシっと掴まれて、私は立ち止り、振り返った。
『さ、佐助に政宗さんに こじゅさん？！何で止めるんですか？！
真田様やられちゃうかもしれな・・』
「旦那がやられちゃう訳ないでしょ」
「というか、お前があの二人の中に入るのは危険すぎる」
「危険、というよりも・・死ぬぞ。
それにあの馬鹿なら大丈夫だ。見てみろよ」
政宗さんに言われて見てみると、殴り合いをしていた。
その姿はとても輝いていて、楽しそうだった。
『・・うっそォォォォん・・』
全「だから言っただろ／でしょ」
私はガックリと膝をつくと、ノシノシとおじさんが私のもとに歩いてきた。
なんだか怖くて、私は神速で立ち上がった。
？「・・主、名は何と申す？」
『あ、えっ、と・・Aです！』
？「ほう、Aか。では主が“奥州の音竜”か？」
『そう、みたいなんですよねェ・・』
？「そうか。ワシの名は武田信玄じゃ」
『たっけだ、信玄様ァァァ？！・・さっせェェェん！！』
私は何となくマズイ気がして、またもや神速で土下座した。
すると、武田様は豪快に笑って、私の頭を わちゃわちゃと撫でてきた。
・・手でか！髪の毛ボッサボサァァ！！
「Aよ、頭を上げい。
武田様、とは言われ慣れてなくてな。
・・主も幸村と同じように“お館さま”でどうじゃ？」
『！！喜んで！お館さま！！』
「某の事もゆゆゆ、幸村とお呼びくだされ！！」
『おお！分かりました！幸村さん！！』
二人の望み通りに呼ぶと、幸村さんは紅くなって、お館様は笑いながら私を抱き上げて、幸村さんにポイっと投げて渡した。
幸村さんは慌てながらもキャッチしてくれた。
・・私の扱い雑ッッ！ってか、何で投げたし！！
。＋。第五十四話。＋。 私でキャッチボール的なことすんなやァァ！！→←。＋。第五十二話。＋。 団子馬鹿コンビの後ろにデカイ影がっ？！
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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀｀)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (
レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして！最初からずっと見てます。更新頑張ってください！そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー！！((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa x他1人 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時：2014年2月9日 20時
