。＋。第八十八話。＋。 ちょっとだよ？！ちょっとだけだもん・・。 ページ45
貴女side
『・・あ・・・？』
私が言いかけると、キャアキャア五月蠅い女が来て、
政宗さんに抱きついていた私を押し離すと、自分たちが政宗さんの腕にくっついた。
私は台詞を邪魔されてイラッきて顔を顰め、こじゅさんは溜息をつき、
政宗さんは嫌がりつつも女を振りはらわなかった。
そんな政宗さんにイライラして私はバキバキと手の関節を鳴らした。
「A、これは違ェ！その、さっき会った・・！！
なァ？！小十郎！！？」
「なんのことでしょうか？」
「テメェ！自分だけ助かろうと・・！！」
『・・こじゅさん、今 政宗さんに何しても怒りませんよね・・？』
「ああ」
「Ａｈ？！小十郎さんん？！何言って・・！」
『・・・助けに来る途中にナンパしてんじゃねェよ。
・・このッ・・スケベ筆頭がァァァァァァ！！！！』
ドガァァァン！！！
「Nooooooo！！！」
・・ゴッシャァァ！！
「「きゃっ、きゃあァァァァ！！！」」
未だ女にスリ寄られているモッテモテな政宗さんに向かってニコッと笑うと、
私は思いっきりアッパーをした。
女は血相をかけて逃げて行き、政宗さんは面白いくらい叫び 吹っ飛んで、
最後にはドシャっと地面に落ちて来て、私は思わず笑みがこぼれた。
私はニコニコしながら政宗さんに近づいた。
「うぐッ・・A・・？」
『・・こじゅさんは誰かさんと違って格好良い！！大好きですぅ〜！！』
私は嫌味っぽく言うと、こじゅさんにギュッと抱きついた。
・・もう！本当私って馬鹿！！
あんな ドスケベ ナンパ筆頭に、ちょっとドキってしたなんてさ・・！！
ちょっと、ちょっとだけ！！
そう思うと、顔がカァっと紅くなって、私は より強く こじゅさんに抱きついて
その紅い顔が見えないようにした。
少し落ち着くと、私はこじゅさんから一度離れ、こじゅさんの手を引いた。
『・・こじゅさん、奥州に帰りましょっか！』
「ああ、そうだな」
そう言いかけると、彼はフっと笑って私を抱き上げて馬に乗せてくれた。
『・・それじゃ、Good bye！！政宗さん！！！』
「・・奥州でお待ちしておりまする」
政宗さんに口々に言うと、パッカパカと馬を走らせ、その場を去った。
「・・・俺の扱い、酷くねェか・・・？」
一人残された政宗は、そう呟いたのだった(笑)
。＋。第八十九話。＋。 成実・秘技☆ スライディング土下座！！→←。＋。第八十七話。＋。 俺の時代がきた・・！！（←馬鹿）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀｀)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (
レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして！最初からずっと見てます。更新頑張ってください！そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー！！((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：cocoa x他1人 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時：2014年2月9日 20時
