。＋。第八十五話。＋。 プッツン キレちゃうZO☆ ページ42
貴女side
双竜が越後に向かっている一方、Aサンはと言うと。
『だ・か・らァ！！意味分かんないッつうの！！』
「だ・か・らァ！！加賀に連れ去るって言ってんの！！」
『猿なら夢吉君が居るでしょうが！！』
「連れ猿じゃねェよ！連れ去るだっつの！！」
『何でだよッ！！？理由を５文字以内で簡潔に述べよ！』
「好きだから(５文字」
『うぐッ！５文字以内に答えただと・・？！
馬鹿の割にやり得るのォ！お主！！』
「誰それ？！っていうか、馬鹿って失礼だし！！」
――彼の馬を目の前に、グググと引きあいっこをしていた。
慶ちゃんは本気を出せば 私なんて簡単に吹っ飛ばせるはずなのに、
それをしない彼は優しいんだと思う。
・・じゃなくてッ！！この状況は何？！
何で私、慶ちゃんに何回も好きッて言われてんの？！
そう、慶ちゃんに何度も “好きだから加賀に連れ去る” と言われてるのだ。
好きだからって理由は、しっかりした理由じゃないし、
そもそも、出会ったばかりで何故好きになるのだ？
・・という事で、私はずっと断り続けている。
っていうか、政宗さん以外に お世話になるつもりはない。
遊びで泊まりに行くとかなら別だけど・・。
と、思っていると、慶ちゃんは溜息をついて、一度手を離してくれた。
『・・はァ・・やっと諦めてくれたの？』
「違うよ。俺は諦め悪い方だし」
『うん、そんな感じする』
「っていうかさ、何でそんなに独眼竜がいいの？」
『は？ 別に政宗さんが良いとか、慶ちゃんが悪いとかじゃなくて、
私には奥州っていう帰る場所があるから・・』
言いかけた時に、彼に真剣な目で見つめられて、ドキッとして少し怖かった。
グッと黙ると、彼は口を弧に描いて話しだした。
「・・Aは、独眼竜の眼帯の下、見た事あるのかい？」
『な、ないよ。ある訳ないじゃん』
「・・本当のアイツを知らないで、そんなにホイホイ付いて行くなよ。
それとも何？
アイツが独眼で可哀想で、支えてやりたいとか思ってるの？」
『・・・・』
知らなかった、慶ちゃんがこんな酷い事言うなんて。
たとえ冗談だとしても、絶対に許せない事を今言った。
私の中で、プッツンと何かキレる音がした。
『・・アンタ、それ本気で言ってんの？』
「え？」
『・・本気で言ってんのかって、聞いてんだよ！！！』
。＋。第八十六話。＋。 もう！私ってば泣き虫すぎるぅぅ！！→←。＋。第八十四話。＋。 切羽詰まり マクリスティ！
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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀｀)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (
レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして！最初からずっと見てます。更新頑張ってください！そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー！！((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa x他1人 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時：2014年2月9日 20時
