。+。第八十二話。+。 ・・いきなり何だコイツ・・(失礼) ページ39
貴女side
『あ、あはは・・』
顔を引きつらせて笑うと、その前田様は二カッと笑って、私に手を出した。
不思議に思って見てみると、小猿がチョンと乗っていた。
『わァ・・!可愛い・・!』
「コイツは俺の友達の夢吉」
「キキー♪」
『さ、触ってもいいですか・・?』
「勿論だよ!夢吉は人が大好きなんだ」
『へェ・・わっ・・!』
夢吉君はピョンと跳ぶと、器用なことに私の肩に乗り、
瞑らな瞳で私を見つめた。
・・可愛い!!いつかの猿とは大違い・・!!
と、思いながら、フニャっと笑って夢吉君を指で撫でた。
「・・ねェ、音竜。名前教えて?」
『あ、私、Aです!!よろしくお願いします、前田様!』
ニッと笑って手を差し出すと、彼は苦笑いしながら私と握手した。
「その前田様ってのは俺には合わないから、気軽に慶ちゃん・慶二とかでいいよ」
『そ、そう?じゃ、じゃあ、慶ちゃんで!!』
「うん、それがいいや!よろしく、A」
『うん!』
そうこうしてると、上杉様がフッと笑って、立ち上がった。
「・・かすが。ふみのよういを」
「はっ。すぐに致します」
『え、何で文を?』
「・・いまごろ、どくがんりゅうが しんぱいしているでしょうから、
Aがここにいると しらせるのです」
『あ、なんかすみません・・。
そういえば、どうして私を攫ったんですか?』
今まで思っていたことを口にすると、彼はフフッと笑って私の頭を撫でた。
・・ちょ、やめて!!バレたら、かすがちゃん怖いから!!
「・・どくがんりゅうの・・おうしゅうの たからに あってみたかったのです」
『宝・・?私が?!
ナイナイ!私こじゅさんにボロクソやられてますもん!!』
「Aは大事にされてんだねー」
『は?話聞いてた、慶ちゃん』
「だって、それも愛だろ?」
「あい でしょうね」
『・・そか、そうかもですね!!』
よく考えて、やっぱり愛なのかは分からなかったけど、ニパッと笑って話を流した。
すると、上杉様はスッと部屋から出て行き、残された私と慶ちゃん。
『・・慶ちゃん、二人っきりになってもーた』
「ぶふっ!そんないきなり何言うの?!」
『え?!だってそうじゃん!!』
「まあ、そうだけどさ・・。
・・ねえ、Aは独眼竜の事が好きなの?恋してる??」
・・いきなり何だコイツは・・。
。+。第八十三話。+。 私の話を聞けェェェ!!(頼むから!!泣)→←。+。第八十一話。+。 学校あるある早く言いたいィ〜♪
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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀`)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして!最初からずっと見てます。更新頑張ってください!そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー!!((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時:2014年2月9日 20時