。＋。第六十四話。＋。 ・・・いつものように笑ってくだされ。 ページ19
貴女side
ヤバいよヤバいよォォォ！！
今ならリアクション芸人いけるわ、うん！！
・・じゃなくてッ！！
私がフザけて掃除した為に、壁を壊したとこを幸村さんに見られてしまった。
「A殿・・？先程の大きな音は・・」
私に合わせて幸村さんもかがんでくれた、が、突き刺さるような視線にビクッとした。
正座をして俯くと、浴衣をギュッと握った。
＊幸村side＊
部屋で書物を読んでいると、すぐ近くの廊下から大きな音がして部屋から出て見てみると、少々壊れた壁とA殿の姿があった。
「A殿・・？先程の大きな音は・・」
かがみながら言うと、A殿は俯いて、浴衣をギュッと握っていた。
「・・A殿」
どうしたのか分からなくて、彼女の名を呼ぶとバッと顔を上げた、が、その顔には大粒の涙が伝っていた。
「？！い、一体どうしたので・・」
『・・ご、ごめんなさいっ・・！！
幸村さんとお館様と佐助・・皆の大事なお屋敷を壊しちゃって・・！！
・・本当、なにやってもダメだなァ・・私・・ッ・・・！』
問うと、泣きながらそう言って、最後には自嘲気味に笑った。
その表情に、こちらまで苦しくなった。
よく周りを見てみると、雑巾がポツリと置いてあった。
「・・A殿」
『ビクッ)は、はい・・？』
「もしかして、先程までこの廊下を一人で掃除して下さったのですか？」
言うと、小さくコクンと頷いて、俺は優しく彼女の頬に触れて涙を拭った。
『幸村、さん・・・？』
「失敗は誰にでもあることでござる！
某も最初は空回ることばかりでしたし、気にすることは何もござらん！！
・・だから、A殿。笑ってくだされ。
A殿に悲しまれると、某も苦しくなりまする・・」
そう言うと、A殿は強くゴシゴシと涙を拭って、笑ってくださった。
いつもの愛らしい笑顔を見せると、俺にギュッと抱きついてきた。
『・・幸村さん、ありがとう！』
「礼を言われることは、何もしてはござらぬ！！
・・その前に、額から血が出ております故、すぐに手当てをいたしまする！！」
『きゃあッ？！ゆ、幸村さん？？』
「つかまっていてくだされ！！」
A殿を抱っこして、佐助の元へと走って行った。
・・恥ずかしさなんか無くて、ただA殿と共に居れることが嬉しかった。
。＋。第六十五話。＋。 ・・幸村さんメッチャ良い人だったァァ！！→←。＋。第六十三話。＋。 目指せ！金メダルぅぅぅ！！
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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀｀)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (
レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして！最初からずっと見てます。更新頑張ってください！そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー！！((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa x他1人 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時：2014年2月9日 20時
