。+。第三十二話。+。 傷つけた代償。 ページ35
政宗side
Aがポロポロと涙を流し始めた。
「どうした、んなに怖かったか・・?」
「Aさんッ・・」
(Aの考えはズレテいてよく分からないため)俺は控えめに “怖かったか” と問うた。
すると、力なく首を振って否定した。
『・・私っ・・ミミちゃんの気持ちに、気づいてあげれなかった・・・!!
・・私がっ、政宗さんの所に来なければ、きっと幸せになってたのに・・!
・・・私が、ミミちゃんの幸せを壊したんだ・・!』
涙を流し、嗚咽混じりに そう言ったAを離して、目を合わせた。
「・・A、お前は何も悪くねェ」
『で、もッ・・!』
「貴女様は、何も悪うございません」
「・・俺は前までは、大して毎日が楽しくなかった。
だが、そこでお前が現れた。
・・今はお前がここに居て、毎日楽しいぜ?
・・・ “私がここに居なかったら” なんて、二度と言うな・・!!」
言いながらAの震える身体を抱きしめた。
そうすると、Aは無理に笑って、ぎゅっと抱き返した。
『へへ・・政宗さん、花実ちゃん・・ありがとう・・。
・・こじゅさんも、来てくれたんですよね・・?』
「ああ。きっと ありゃあ、極殺だな」
「そうでございますね」
『そか・・。花実ちゃん、ごめんね』
「謝ることはありませぬ。・・私が謝る方です。
・・・私の姉が起こした無礼、お詫び申し上げます・・!!」
『ううん、いいの。
・・・助けてくれて、ありがとう』
「・・当然のことをしたまでだ」
「政宗様の仰る通りにございます。・・あら、Aさん・・」
「・・しょうがねェ奴だな」
「・・そういうところが、愛らしいではありませんか」
「・・・布団布いとけ」
「かしこまりました」
話途中に寝てしまったAを布団に寝かせた。
念のために花実と二人兵を残して、俺は静かに部屋を出た。
***
その後、俺は小十郎と女の居る 牢に向かい
「政宗様・・愛しております・・」
「・・Aを傷つけた代償は高くつくぜ」
女を斬り殺した。
。+。第三十三話。+。 こじゅさん号、発進じゃァァァ!!→←。+。第三十一話。+。 この人を早く・・早く殺して下さい・・!
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黄猫(プロフ) - 4やりました!もうですね、政宗イケメンでしょ!?の繰り返しでしたよwあぁ、政宗になら犯さr((頑張ってください! (2014年3月3日 22時) (レス) id: b94bb2560a (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴンボール大好き(プロフ) - 面白い! 超面白い!!読めば読むほど続きが気になる!!! (2014年1月25日 16時) (レス) id: 11ed21ec52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時:2014年1月19日 16時