。＋。第百六話。＋。 ツッコミ所多すぎ・・（色んな意味で）バーカ ページ15
政宗side
飯も食い終え、俺は大人しく自室で政務をしていた。
特に何も考えずにいると、襖の向こう側でチャッチャと音がして、スッと開けて見た。
「Ａｈ？・・満月か」
「わん！」
「Ｈｕｎ・・入りたきゃ入りな」
そう言うと、満月は迷いなく俺の自室に足を踏み入れてきて、俺はスッと襖を閉めた。
俺に何の用があると言うのだろうか。
ストンと座って向かい合って見ると、満月は綺麗になっていた。
「・・綺麗になってんじゃねェか。Aに洗ってもらったのか？」
「わん！」
満月が返事をした後、フワッと優しい匂いがして、俺の鼻孔をくすぐった。
俺は何となく満月を抱きしめた。
「・・アイツの・・Aの匂いがする・・・」
＊貴女side＊
『・・満月ぅ〜・・何処ォ〜・・？』
私は もう寝ようと思って、満月を探していた。
目を離した隙に、どこかへ行ってしまった。
色々な所を探したが、何処にも居らず、残るはラスボス・・政宗さんの部屋だった。
『はァ・・何か嫌だなァ・・・。 政宗さん？失礼しますよォ』
私は政宗さんの自室前に来て溜息をついた後、静かに襖を開けて見た。
すると、そこには 寝ている満月と政宗さんの姿。
『あ、満月・・って、一匹と一人、寝てるじゃん・・』
私は そう言いながら彼らに近づいて腰を下ろすと、満月の頭を撫でながら、
政宗さんの顔をジッと見た。
『・・ふふ、政宗さん 寝てると可愛いじゃん・・』
普段と違う 彼の幼い寝顔にフフッと笑うと、彼に自分の羽織を掛けた。
私は 満月の頬にキスを落とし、政宗さんには髪の毛をクシャっとして頭を撫でた。
クスッと笑って立ち上がると、寝ている彼らにこう告げた。
『・・おやすみ・・満月、政宗・・』
わざと政宗さんを呼び捨てにして言った。
私は静かにスッと出て行き、その場から立ち去り、就寝した。
――Aの居なくなった自室。
政宗はオデコに手を当て、ハァァと深い溜息をついた。
「・・ハァァ・・・ツッコミ所多すぎんだよ・・。
・・それ以前に、無防備に男に近づいてんじゃねェよバーカ・・」
政宗はAの羽織をギュッと握った。
その時 彼の頬が薄紅色なのは、満月だけが知っていることだった。
。＋。第百七話。＋。 いってらっしゃいませ御主人様ァ♪←→←。＋。第百五話。＋。 まあ、悪い気はしないけど・・？
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フブキ - cocosさんの作品は最高です!政宗おち、もっと見たいです(*´ω｀*) (2014年3月23日 12時) (
レス) id: 9c9583d6f4 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 面白いです！！政宗さん可愛い(//△//) (2014年3月15日 11時) (レス) id: ff60dff72c (このIDを非表示/違反報告)
くまマン - 夢主のテンションがスッゴく面白くてこれからの政宗とどうなるか楽しみです(*^^*) (2014年3月14日 23時) (レス) id: 4f682a6280 (このIDを非表示/違反報告)
美月桜浬(プロフ) - 毎回更新後に見てます！頑張ってください (2014年3月14日 21時) (レス) id: cb83651ab1 (このIDを非表示/違反報告)
そると - はじめまして！3おめでとうございます！！前作のみーとぅー面白かったです（笑）続きを楽しみにしてます*\(^o^)/* (2014年3月3日 23時) (レス) id: d8723d8861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa x他1人 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時：2014年3月3日 20時
