おとなりさんその8 ページ10
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うらたさんと坂田が合流して、すごいにぎやかになった。
なんて言うか、ホントに私ココにいていいのって感じかな。
「あれ、Rougeって酒強いん?」
「んー…どっちかっていうと強い方だと思うよ。」
「どっちかというか、普通に強いやろお前。XYZで最後まで飲んでるの知っとるで。」
「センラは終盤潰れてるというか、完全に酔ってるもんね。」
志麻さんと一緒に飲み始めたお酒は、かれこれ4杯目に入っている。
流石にそろそろ止めるか…それとも家から自分のお酒持ってこようかな。
「あ、そうだ。ねぇRouge、センラってさXYZの時ってどうなの?」
「ちょ、うらたん!?」
「いやさ、気になってたんだよね。俺達といるときとどう違うのかなって。」
「んー…ライブの時はけっこうまとめ役になってて…」
「へぇ、そうなんだ……え、ライブの時は?」
「そうそう、リハの時とか、打ち上げとか控室ではけっこうふざけてて。」
ライブが始まると、細かいとこにまで気を遣っているセンラだが
それ以外は結構ふざけているのである…主にめいちゃんのせいで。
「でも、そのおかげで空気が和むから凄いなって思う。」
「へぇ…俺達とライブするときとはちょっと違うんだ。なぁ…センラ。」
「ま、まぁ…」
「え、どうしたのセンラ。顔赤いけどもう酔った?」
「うるさいわ。」
「えー…」
耳まで赤くしたセンラは、完全に照れ隠しと言わんばかりに
またストロングゼロを一気飲みしていた。
その様子を見て、志麻さんが爆笑しながら私の元に口を寄せてきた。
「あんな、センラあれ照れてるだけやで。」
「え?」
「普段あんまり褒められないから、慣れてなくて照れてるんよ。」
「なるほど…?」
「ちょお!志麻君何言うてるん!?」
「秘密―」
へぇ、照れてるんだ…それならもう少しからかっても面白そうだね。
XYZでの思い出を何となく蘇らせていく……
「そうだ、結構地方公演の後みんなで観光するんだけどね。」
「あ、俺らもやるでそれ!」
「センラはちゃんと下調べする派なんだけど、うち感覚で行く面子ばっかりで。」
「俺らは俺とセンラが調べるからなー…」
「あれ行きたいこれ行きたいってわがまま全部やってのけた運転手がセンラだよ。」
「あれは…別に…センラすごくないし。」
「センラめちゃくちゃ照れとるやん!!」
「うるさいわ坂田!!」
何だろう、これからはちゃんとセンラをほめてあげよう……。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年6月26日 23時) (レス) @page32 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - どぅ〜さん» 初めまして、コメントとご指摘ありがとうございます…!とても助かりました。これからもよろしくお願いします。 (2020年6月4日 12時) (レス) id: 620b29a5f9 (このIDを非表示/違反報告)
どぅ〜(プロフ) - pink catの本家はメイリアさんですよ...好きですこれからも応援してます!!!!!!! (2020年6月4日 9時) (レス) id: 952376b9df (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - ゆのさん» ゆのさん!こちらにもコメントありがとうございます(●´ω`●)被らないように…とうまく試行錯誤してます(笑)こちらもよろしくお願いします〜! (2020年4月6日 0時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - ありすちゃん?さん» 初めまして、コメントありがとうございます。全部読んでいただけてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします〜! (2020年4月6日 0時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紬-つむぎ- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時:2020年3月15日 15時