おとなりさんのセンラさん。【歌 い 手】

おとなりさんその10 ページ12

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あれから、3日が経ちセンラは生放送とか予定がない限り
ご飯を一緒に食べようといってくれた、私1人だと食べないことが多いというのを見抜いたらしい。
でも、さすがにごちそうになってばかりなのは申し訳ないから
今日は私の家でご飯を食べてもらうことにした。

　
「…とりあえず、朝から大掃除して模様替えかなぁ。」

　
地獄の執筆期間は、昨日で山は越えた。
つかの間の休息は、だいたい家の空気を一新したいからと模様替えすることが多い…けど。

　
「カーテンは買ったし、あとはマット各種か…今回は何をテーマにしようかな。」

　
今の家を見ていると、赤やオレンジといた暖色系が多い。
自分のイメージカラーが赤ということもあり、よくこんな感じになるのだが…

　
「んー…ピンク、って柄じゃないしなぁ…。」

　
食器も増やしたいし…こうなったら今日は朝から買い物に出もいこっかな。
そうなると……運転手いるよなぁ……

　
「さ、て。可愛い弟分でも呼ぼうかな。」

　
スマホを弄って、ラインを入れておく。
免許は一応持っているが、多分相当数を買うことになるだろう。
1人というのもあれだし、センラに声かけようと思ったが今日は昼間予定があるらしい。
ラインを送った相手から30分後には行けますと返事をもらったので
私はあわてて準備することにした。


そして、30分後。
私の家の前に止まっているシルバーの車。

　

「30分って早すぎだろめいちゃん……」

「いやーたまたま大学でこっちいたんで！」

「…で、その大学は？」

「もう終わりましたよ！んで、姐さんの近くのカーシェアリングで車取りました！」

「…順応性が高い。」

「いや、慣れでしょこれ。」

　
運転席に座っていたのは、XYZや動画で何度か共演していて私を姉のように慕ってくれて
私も弟のようにかわいがっているめいちゃんだ。ちなみにセンラ以外に私の家を知っているのは
めいちゃんしかいない。こんな感じで荷物持ちをしてくれるからだ。

　
「いつも通りの場所でいいんすか？」

「うん、よろしくね。」

「わっかりましたー」

　
そう言ってめいちゃんが車を走らせること数十分。
たどり着いたのは、郊外にある大型のショッピングモール。
私御用達のお値段以上のホームセンターがあるところだ。

　
「っていうか姐さん、今回は何買うんですか？」

「えっとねー…クッションカバーとか、マットとかもろもろ。」

「じゃあおっきいカートもってこないとじゃん！」
　

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