検索窓
今日:14 hit、昨日:15 hit、合計:1,121,588 hit

37.you ページ38

.



好きになってもなにも…


私の心がテヒョン君へ揺れてるのは
自分でも気付いてる。
頑なに認めないようにしているだけ…




「私……」


TH「返事はまだいい。
ゆっくり俺のこと考えてよ」



暗闇にも目が慣れてきて
うっすらと見えるテヒョン君は
いつもの無邪気な笑顔じゃなくて
優しい大人な微笑みを浮かべていて


初めて見る表情に
どくんっ、と心が鳴るのがわかった。




TH「あー、…Aちゃん
あっち向いてくれる?
ちょっと、うん、恥ずかしい」


そう言って肩をくるんとされ
目の前にあった微笑みは壁と化した。



TH「俺ね、こうやって面と向かって
ちゃんと告白したのって初めてなんだ。
言った後ってめっちゃ恥ずかしい。笑」



恥ずかしさからか若干声のボリュームが
戻りつつあるテヒョン君。

今かくれんぼ中だって事忘れてないよね?




後ろで動く気配を感じたと同時に
テヒョン君の腕がお腹にまわり
ぎゅっと抱きしめられた。



「テ、テヒョン君…?」


TH「ちょっとだけこうさせて?
…ひひ、Aちゃんちっこいね?」



バクバク言ってる心臓の音が
テヒョン君に聞こえてるんじゃなかろうか。

もはやこの静かな空間中に
私の心音が響いてる気さえする

そのくらい私の心臓は忙しなく
かつ爆音で音を刻んでいる。



後ろから抱きしめられて
自然と耳元で話すから
テヒョン君の声が直接頭に響くんだもん。


テテちゃんの声は凶器よ!
気付いて!



TH「んふ、Aちゃん照れてる?」


「う〜、…
あ、あたりまえでしょ…」





テヒョン君の腕は華奢にみえて
意外と逞しくて男らしい。





TH「ヒョン足音する…
こっち来るかも…シーだよ?」



かすかに聞こえる足音は
テヒョン君の部屋の前まで来ているらしく
また違った緊張感が走る。



足音が近くなりもうこの部屋の前。

「この部屋はさすがにないかな〜」
と言いながらホソク君がドアを開けたのと
同時にテヒョン君が私の方に
ぽすっと顎を乗せてきてビクッとなった。


危うく出そうなった声は
塞いでくれたテヒョン君の手のおかげで
なんとか免れたけど



JH「いや、テヒョン服買い過ぎだろ。
もう入らなくなってきてんじゃん」





!!!



首筋に柔らかいものが触れる感覚。

…テヒョン君の唇が当たってる…

それは音を立てずに何度も繰り返され


抵抗も虚しく、与えられる感覚に
思わずテヒョン君の袖を掴んでいた手は
やんわり離されそれからしっかりと絡められた。


.

38.you→←36.you



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (872 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3432人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , テヒョン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ツバキ(プロフ) - のさん» 嬉しい言葉ありがとうございます(T_T)おかげで頑張れます(T_T)移行後のお返事になってしまってごめんなさい(>_<) (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - なささん» お返事が遅くなってすみません(>_<)そう言ってもらえて嬉しいです!2 でも楽しんでいただけるように頑張ります! (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - おきくさん» お返事がおそくなってすみません(>_<)是非 2も楽しんで下さい!♪ (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - ARMYです!さん» お返事が遅くなってすみません(>_<)可愛いテテちゃん、だけど頼れるテテちゃんを目指してます!笑 (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - りおさん» お返事が遅くなってすみません(>_<)楽しんでいただけて嬉しいです♪ 2も楽しんでいただけるようにがんばります^^ (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ツバキ | 作成日時:2018年10月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。