変なマフィアに俺を入れてくれてありがとう標的4 (ページ8)

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220話ページ8

スク「てめーらぁ！！！
生きてんだろーなぁ！！！」

日本に通信が繋がった。スクアーロの無線から声を聞く限りあちら側に問題は無さそうだ。

横でザンザスが手のひらサイズの瓦礫を持ち上げる。
そしてザンザスはその瓦礫を……

スク「いいかぁ！！
こうなっちまった以上ボンゴレは一蓮托生だテメーらがガキだろーと…………」

投げた。スクアーロの頭めがけて。
しかもクリーンヒット。

ザンザス「沢田綱吉。
乳臭さはぬけたか。
10日後にボンゴレが最強だと証明してみせろ。」

ブツッ

と音をたて無線が壊された。
助言の内容がいかにもザンザスらしいと言えばらしいが………
これはスクアーロが黙ってない。デカい声で暴れてルッスーリアに抑えられている。
毎日このデカい声を聞いてると考えるとヴァリアーは鋼の鼓膜だな……
だが俺は鋼の鼓膜になりたいわけじゃないのでスクアーロを止めに入る。

神倉「はいはい落ち着け落ち着け。
な？」

スク「う゛ぉっ………」

神倉「お？落ち着いたか？よしよし」

少し身長が足りないので背伸びをしながらスクアーロの頭を撫でた。

スク「う゛おぉ……A……それくらいにしろぉ」

神倉「あ、悪ぃ」

フラン「あーロン毛隊長ズルいですー。
Aさーんミーも撫でてくださーい。」

ベル「巫山戯んなクソガエル！！
なぁなぁ姫〜王子も撫でろよ〜」

神倉「んえっ？あ、嗚呼…」

俺に撫でてと寄ってくる2人。
その姿は本丸の短刀を思い出させる。

神倉「あー………おうおうよしよし」

要望通り両方撫でて大人しくさせる。
可愛いものだな。
と思ったが考えてみればコイツら今は俺より年上じゃね？(フランは知らん)
まぁベルは10年前でも俺より年上であるが。(中2という設定上は)

ザンザス「おいA。
さっき白蘭のカスが言ってた「外に長時間居られない」ってどういうことだ。」

ザンザスの言葉に「あ、そういえば」と思い出したように顔に出るヴァリアー諸々。
ちなみに俺も忘れていた。やべぇとは思ってないので「あ、言ってなかった？」くらいであるが。

スク「A。お前あの時言ってた「こっちの俺はそっちの俺ほど弱ってはねぇ」ってのに関係してんのか？」

神倉「あー………。はいはい話すよ。
うーん………何から話すかねぇ……」

とまぁ話す順番から悩んで一通り話しておいた。
呪いのこと。
俺の匣のこと。
ある程度今後必要になってくる事は話しておいた。