216話 ページ4
白蘭『メローネの基地で僕を欺こうと必死に演技する正チャンも面白かったなぁ』
入江「!!じゃあ僕が騙してたのを……」
入江正一の声が聞こえる。
恐らく日本の沢田達がいる基地にもこの映像は繋がっているのだろう。
白蘭『うんバレバレだよ。
確かにこの戦いを逆に利用して敵に寝返る計画はよくできていたし、正直ボンゴレと手を組むなんて思ってなかってけど、正チャンがいつか敵になるのは想定の範囲内だったからね。
だって昔から正チャン僕のすることなすこといつも否定的な目で見てたもん。』
入江「……あなたは……間違ってる!」
白蘭『ほーらきた。まぁ好きにすればいいよ。どちらが正しいかは今にわかるし。
しっかし正チャンもつくづくもの好きだよね。
まだケツの青いボンゴレ10代目なんかに世界の命運をあずけちゃうなんてさ。
本当はこのまま息つく暇なく戦力を投入してボンゴレを消すのは簡単なんだ。でもここまで楽しませてもらったのは確かだし。それに信頼してた副官に裏切られたとあっちゃリーダーとしてのプライドにかかわっちゃうだろ?
だからそろそろちゃんとやろーと思って。
沢田綱吉クン率いるボンゴレファミリーと僕のミルフィオーレファミリーとの正式は力比べをね
もちろん7³をかけて。時期的にもぴったりなんだ。正チャンやこの古い世界とのお別れ会と
新世界を祝うセレモニーにさ♪』
入江「待ってください白蘭サン!
そう簡単にいくでしょうか!?
あなたはこの日本にメローネ基地に4人。イタリアに1人。計5人の6弔花を送り込み7つのうち5つのマーレリングを失っている。
もはやあなたは翼をもがれた鳥だ。」
白蘭『う〜ん。ま、それが本物ならね』
入江「ニセモノ!!」
ピシッと小さく音が聞こえ、更には入江の動揺の声が聞こえた。
入江のマーレリングが壊れ、ニセモノだと言うことが証明されたのだろう。
白蘭『もちろんそれもランクAのスゲー石なんだけどね、7³はもっと特別なの。
悪いけど正チャンには秘密で他に組織してあるんだ。
正チャンに会わすには刺激が強すぎると思ったから伏せといたんだけどもう敵同士だからいいよね。
紹介するね
彼らが本物のミルフィオーレファミリー6人の守護者
白蘭の後ろに更にモニターが表示され、そこに6人が映った。
その中には少女や仮面で顔が隠れている者。鎖で繋がれ、水槽に入れられている者もいた。
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作者名:王子 | 作成日時:2020年12月20日 21時