215話 ページ3
ジル「沢田綱吉を倒した後は今のボンゴレと同等!いやそれ以上の戦力を手に入れることも夢じゃねーぜ!!
しししどーだ!!最高だろ!!」
あっちは長々と話していたがザンザスはどうするのだろうか………
俺の知っている10年前のザンザスが求めていたのは10代目の座。その席を用意されたのだ。
そもそもザンザスが求めるのは本当にただの10代目の座か?他のファミリーの下についてまでザンザスは10代目になりたいのだろうか?
…………………いや、そんなに心配はいらないようだ。
ザンザス「ドカスが。
オレが欲しいのは最強のボンゴレだけだ。カスの下につくなどよりヘドがでる。
10年前の沢田綱吉を生かしてるのも殺せねえからじゃねぇ。ボンゴレファミリーは最強でなくてはならないからだ。
内部にどのような抗争があろうと外部のドカスによる攻撃を受けた非常時においては___ボンゴレは常に……
1つ!!!」
ザンザスのボンゴレへの思いを打ち明けると共にラジエルは爆発し塵となった。
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神倉「もう出ていいか?」
ザンザス「嗚呼。」
神倉「ん〜っ……お疲れぇ」
イスの後ろから出て、少し伸びをして、取り敢えずザンザスの頭を撫でておいた。
で、手を離したら脇掴まれて膝に乗せられた。
めんどくせぇので抵抗はしない。
神倉「というか容赦なく殺ったなぁ……
暗殺部隊とはいえなんでもすぐ殺すのやめろよー。」
ザンザス「………ん」
あ、これ聞かないやつだわ。
ルッス「まぁ……ボスったらハデに遊んだみたいね……」
こちらに来たルッスーリアが最初から酷かったが戦闘後でもっと酷くなった瓦礫の山をを見渡して言った。
『いいや、ただの小休止だよ』
さっきの敵の端末から立体映像が流れ始めた。
『イタリアの主力戦も日本のメローネの基地もすんごい楽しかった。
ボンゴレの誇る最強部隊の本気が見れちゃったりして前哨戦としては相当有意義だったよね♪』
立体映像の人間の顔をハッキリと見た時本能がサイレンを鳴らした。
この男は危険だ。近づいてはならない。と。
俺は咄嗟に先程までのように椅子の後ろに身を隠した。
何故だ。何故こんなに警戒サインがでる。
その時俺の頭に浮かんだ答えは一つだった。
この男が、8年後の俺に呪いをかけた男___
____白蘭なんだと。
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作者名:王子 | 作成日時:2020年12月20日 21時