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225話 ページ19

チョイス当日となった。

ここまで来るのにいろいろあった。

女子組が修行のことで説明求む!とボイコットしたり。
それで残った男子組が家事ができず大惨事になったり。
スクアーロが来て山本を吹っ飛ばし修業に連れてったり。
その拍子に山本の歯が吹っ飛んだり。
女子組に事実を話した沢田が笹川からの顔面パンチを喰らったり。
山本の歯が吹っ飛んだり。
あ?2回言った?気にすんな。





入江は“白蘭を倒すことが世界を救うことに繋がる”とか言ってるが俺達は世界を救うなんて考えない。

俺達の目的は“10年前の平和な並盛に帰るためにこの戦いに勝つ”。





リボーン「よし、準備できたな

いくぞ」





全「「「おお!!」」」









.









.









.









時刻は11時50分。場所は並盛神社。
チョイス開始まで残り10分。





神社の階段を登り終えると白いビニールのかかった何かが置かれていた。
入江曰く俺達の基地ユニット。
あの修業の10日間にメカニック達で作ったものだそう。





沢田「ヒバリさーん!!山本ー!!」





あ、確かに雲雀と山本が未だに来ない。
来ないつもりなのか。修業に失敗したのか。
不安の声が出る。





スパナ「死ぬ気の炎が接近している……バカでかい。
異様なスピードだ」





さて、この炎は敵か味方か。

上を向くと真っ黒な雲。
その雲から顔を覗かせたのは巨大な白蘭…………の顔。
本当に顔を覗かせていた。
いや怖ぇよ………





白蘭「あれれ?全員連れて来いと言ったのに揃ってないね。
まっいいか。本番で困るのは君達自身だからね」

入江「白蘭サンこそルール違反だ!!チョイスに使う基地ユニットとしてはその装置は大きすぎる!!」

白蘭「早とちり直ってないなー正チャン。
これはやっと開発した新しい移動手段だよ。君達も1度見てる。
このメカは君達をチョイスの舞台へ連れていく超炎リング転送システム」





超炎リング転送システム。
メローネの基地へ乗り込んだあの時。最後に白蘭が基地をごっそりそのまま移動させたアレだ。





リボーン「つまり戦場は……並盛(ここ)じゃねーんだな」

白蘭「うんそのとーり。
ただし知ってのとおりこの転送システムはただでは作動しなくてね。
君達に今日のチョイスに参加する資格があるかどうか試す役割も兼ねてるんだ。
ズバリ500万FV(フィアンマボルテージ)!!
それが君達をチョイスの舞台へ転送するために必要な炎圧なんだ」

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作者名:王子 | 作成日時:2020年12月20日 21時

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