アサガオの花

ー3話ー ページ6

少女side

そういえば…お母さん大丈夫かな？…久しぶりにいってみようかな…

キィ

『お母さん』

｢どうしたの？ッｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ｣

『あっ無理して喋らなくていいよ…それより少しは、ラクになった？』

｢ｺｸｯ｣

『ごめんね…私がもっと働ければ…お母さんは病気になんてならなかったのにｯ』

｢貴方のせいじゃないわ、自分をあまり責めないで｣

ゴーンゴーン

『もう時間になっちゃった…元気になってね』

｢えぇ｣

キィーガチャッ

お母さん…私、知ってるよ…いつも私に嘘ついてる事…

『元気になんてなってないのに…なんで……』

考えても無駄か…

『……洗濯干さなきゃ…』

｢ーーー！お母さんの調子どうだった？｣

『あ…ーーー久しぶり…だね』

｢元気ないけど、大丈夫？もしかしてまた…ーーーのお母さん嘘ついてるの？｣

『まぁね』

彼女はーーー私の唯一の親友。

ーーーも王子様の事が好きだ…私はーーーとずっと友達でいたい、だから自分の気持ちは押し込む。

ーーーは、私が王子様の事が好きなのは知らない。
“これからもずっと…“

｢ねえ…聞いてる？｣

『あ…ごめん聞いてなかった』

｢もう…だから今日ね王子様との夢を見たのｯ！｣

『ﾋﾞｸｯそｯそうなんだその王子様は何をしてたの？』

｢なんかねぇ、“アサガオの花びら“を見ながら“ありがとう“って言ってて…その横で私が、不思議そうな顔をしてたよ｣

『ふーん、変な夢だね』

｢でしょっ…でも…すごいリアルだったんだよね…｣

…これ以上ーーーに王子様の話聞くとツラくなっちゃう…ーーーは、何も悪くないのに。

『ごめん…今日は用事があって…だからもうバイバイッ！』

｢そうなの？ごめんねじゃあバイバイ｣

ごめんね…ーーー。

ー感謝ー→←ー作者の独り言ー

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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