70. ページ29
.
Masai Said
車のスペースに置いたぬいぐるみを信号と交互に見つめながら余韻に浸る。
こんなにペンギンに興味を示したのも初めてだ。
「…意外とブサカワ……的な。」
いや、かわいい。かわいい。
そう思ったら可愛く見えてきた。
錯覚だよね。
車を停めて、シルクの部屋に戻るといつも通りスマブラに熱中するシルク。
でも今日は来客がもう1人。
ン「よー、お疲れ」
シルクん家の玄関に一回り大きな靴があるのを見てンダホも居るんだって分かった。
まだダホちゃんには伝えてないからなんか、新鮮。
「またスマブラしてんの？笑」
シ「俺らといえばっしょ笑」
そう言いながらンダホと戦うシルクは楽しそう。
シルクはあっ、と言うとコントローラーを机の上におき振り向いて俺を見た。
「ドライブ行きてーんだけど、マサイの運転で。」
そういえば、
車乗せたことなかったっけ。
ずーっとダホにお世話になってるから、たまにはいいかも。
「おん、別にいいけど。」
シ「よっしゃー、なら今から行こうぜ。」
時計を見るとそろそろ日を跨ぐころ。
ン「えっ、今から！？」
シ「そーだよ。ほら、帰りラーメンあるから。」
ン「よっしゃ、行こうぜマサイ。」
ラーメンに直ぐにつられるンダホを見るとおかしくて仕方がない。
3人で駐車場に降りて車に乗り込んだ。
シルクが珍しく後部座席で、ンダホが俺の隣。
「ダホちゃんさ、運転のこととか教えてよ。｣
「おう、了解。」
「そーいや、シルク。カメラ回さねえの？」
俺がエンジンを入れながらそう言うとシルクはうーんと首を傾げて、
「今日は色々話したいし、良いかな。」
そういうシルクの顔はミラー越しから見ても分かるほど穏やかだった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マサイ推し - またまたそこで終わった…www毎回お疲れ様です！これからも頑張ってください！魚民最高☆(四字熟語完成☆) (2020年6月29日 21時) (
レス) id: 771a4df003 (このIDを非表示/違反報告)
Oto(プロフ) - マサイ推しさん» 焦らしてすみません笑 更新しましたー！笑 (2020年6月23日 20時) (レス) id: ab4ef7f487 (このIDを非表示/違反報告)
マサイ推し - そこで終わるぅ！？って思ってしまった笑続きが見たい！ (2020年6月21日 10時) (レス) id: 771a4df003 (このIDを非表示/違反報告)
Oto(プロフ) - マサイ推しさん» 分かります…笑 この人が後のキーマンになるかも…？？ (2020年6月19日 23時) (レス) id: ab4ef7f487 (このIDを非表示/違反報告)
マサイ推し - 松山さん…嫌いだわ笑 (2020年6月14日 23時) (レス) id: 771a4df003 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Oto | 作成日時：2020年5月12日 23時
