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「俺たちって本当にデビューできたんだ」

もうデビューして何年も経ってるのに
この初心だけは消えない
俺は途中から入った身だったし
プレッシャーだっていっぱい抱えて

それでも支えてくれるメンバーが近くにいて

「そんなの、今更だなぁ」

隣で俺の独り言を聞いていたジニヒョンが笑った
こんなにもたくさんのファンに恵まれて
たくさんの賞ももらってこれ以上望むものなんて
なんにもないくらいに今は幸せだ

「俺、幸せなんですよ、今...」

ジニヒョンは驚いた顔で俺を見て
そうなんだね、と優しく抱きしめた
暖かいジニヒョンの体温
このまま眠ってしまうくらい気持ちがいい

「あっ、Aが浮気してる!」

そんな安らかな雰囲気とは裏腹に
テヒョニヒョンは大きな声でこちらを
指さしながら言った

「ち、ちがうよ!僕はただっ...」

ジニヒョンは焦ったように弁解するが
すでに悪魔は目の前まで迫っていた

「ジニヒョン...?」

口はニッコリとしているのに
目が全く笑っていないジョングクが見えた
ジニヒョンは本当は悪くないのに
庇おうにも俺の身にも危険が及ぶ恐れがある

「...ジョングク、俺が悪いから
ジニヒョンは怒らないでくれよ」

流石の俺も最低なヤツなんかではない
結局ジニヒョンを庇い、俺が地獄行きだ

「ふーん、Aは今日は寝れないみたいだね」

こちらに目線を向けたジョングクが
怪しげに笑う
明日は走れバンタンの撮影があるのに
テーマにもよるけど...今日は絶対に寝たい

「あ、ははっ、ジニヒョン...ごめん」

やっぱりジニヒョンに犠牲になってもらおう
俺はジニヒョンに思いっきり抱き着いて
頬にキスをした、こんなの挨拶程度だが
ジョングクには屈辱の光景だ

「ジニヒョン、許せません...
僕だってAからなんて、滅多にないのに...」

「えっ、うそっ、僕?今のは僕が悪いの!?」

この後ジニヒョンは200回腹筋させられたらしいが
俺、逃げたのに...やっぱり夜は寝れないみたいだ

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作者名:桜兎昂 | 作成日時:2019年7月10日 22時

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