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「A、ソロ曲もう決めた?」

次のアルバムに向けて自分のソロ曲を
考えていると、ジョングクが作業室に入ってきた

「まだ、全然」

テーマでさえも思い浮かばなくて
作業する手は完全に止まっている
友情、恋愛、日常、不満、沢山ある中で
色々迷ってしまって結局ひとつに絞れない

「テーマがなぁ」

Aにも出来ないことがあるんだね、って
面白そうに笑うジョングク
俺だって完璧になんでも出来るわけじゃないさ

「無難に恋愛ソングにしたら?」

やっぱり、歌といったら恋愛だろう
世の中のほとんどが恋愛ソングだといっても
過言じゃないくらい、世の中は恋愛ソングで
溢れている

かと言って俺は恋愛経験が多い方ではない
むしろ少ない方だ、まともに恋愛したといえるのは
本当にジョングクにぐらいじゃないか

「恋愛か...」

ボソリと呟くと、それと同時にガバッと
ジョングクが飛びついてきた

「今、僕としてるでしょ?」

耳元で囁くように言うジョングクに
思わずビクリと反応してしまう

「や、やめっ、」

制止も聞かず手を下へと下ろしていくジョングク
ジョングクは俺の服を少しめくると
中に手を滑り込ませた

「つめたっ...」

作業に集中したいのにこれじゃ全く進まない
今度は中を探るようにだんだんと上がってくる手

「...もう、作業がっ...」

そんなの後でいいから、とジョングクは
抵抗する俺をそのまま抱きしめる
ひんやりとしたジョングクの手が直で
肌に触れてると冷たいのとくすぐったいので
我慢ができない

あ、そうだ、逆のことを書こう
失恋ソングを書けばいいんだ
こんな状況なのに浮かび上がったアイディア

俺はラブラブな明るい歌より
失恋ソングの方が好きなんだ

失恋なんかしたことがないから
かけるかどうかはわかんないけど
ジョングクとのことを考えたら
今なら書ける気がするよ

「ねぇ、僕に集中してよ」

あ、ジョングクがいること忘れてた

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作者名:桜兎昂 | 作成日時:2019年7月10日 22時

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