春雷到来【gnsn】

❀ ページ7

九条裟羅

「はぁ…何故お前は仕事時に戯れ付くんだ…」

貴方が可愛くて溜め息を付いている訳ではありません。呆れてるんです。彼女が厳格な性格なのは勿論知っていますよね。そんな彼女は仕事厳守なので仕事中にプライベートなことをされると心底気に食わないのです。
彼女は眉根を寄せながら

「悪いが今は仕事中だ。無駄な行動は控えていただこう。…言っておくがAだからこそ、この程度の咎めで済んでいるんだぞ」

と仁王立ちをしながら言います。しかし、Aは懲りない子なので次の日にはちゃっかり接吻してます。…彼女、貴方へのお咎めをやめてしまいました。諦めたんですかね。


スカラマシュ

「なっ…？！おい、お前。今のはどういうつもりだ」

意外と接吻への耐性ないタイプ。驚きと羞恥をかくすため、貴方に冷たく問い詰める。貴方は嫌だったのかと思い、ごめん…と申し訳無さそうに言います。そうすると彼は髪を掻きながらチッと舌打ちを。背丈は小さいとはいえ、流石はファデュイ6位と言った所か。威圧感がハンパないです。
余りの威圧に怖くなり俯く貴方。地獄のような空気を壊したのは彼の方でした。

「はぁ…まぁ、いいや。僕は用事があるからそろそろ行くよ。さっさと家に帰って寝ておけば？」

とサラッと手を振り何処かに言ってしまいます。では、彼の心の中を覗いてみましょう。
「(…あぁくそ、あいつのせいでいつも調子を狂わせられる。僕も僕だ。なんであいつの前だと興味のない微塵粉共(部下達)よりも冷たい態度を取ってしまうんだ…)」
意外と心の中で反省するタイプなんですかね？


宵宮

「もう…やから言うたやん…ホンマに恥ずい…」

彼女と共にお泊まり会をすることにした貴方。一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入り、一緒にベッドの中へ…とはなりません。寝る前に談笑という行為が残っています。談笑中、彼女が

「実はな、うちあんまり触れ合いとか好きやないねんなぁ…」

と発言。何故なのか気になった貴方が試しに彼女の頬に唇を押し付けると、ひゃっと小さな悲鳴が。次の瞬間彼女はぶわぁ…と頬を真っ赤にして一番上のセリフのように発言。可愛い悲鳴だったよ、とからかいながら笑うと、花火のように身体中を赤くしながら
「今のA、ホンマに嫌い！！！」
と枕を投げつけてきます。彼女は今羞恥で力の制御が下手くそになっています。彼女の投げた剛速球の枕を顔で受け止めてしまったら…ﾎﾟｷｯ







も、文字数…

❀→←❀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す