研究 ページ37
『…ニンゲンは、体のほとんどが水でできてる。あと、体を構成するのに魔法は必要ない。』
ニンゲンについて知っている情報をできる限り話す。
『だから、ニンゲンは魔法が使えない。だが…』
そう言って、試しにそこらへんのポペチを浮かしてみる。
『…モンスターの体を構築している、ニンゲンにはない物質を無理やり注入すれば、ニンゲンでも魔法が使えるようになる。』
科学者の言っていたこととほとんど同じことをいうと、博士は感心したような顔をした。
「へえ、そんな研究があったんだ。」
驚いたようにそう言い、俯く博士。
「モンスターのソウルはその場に留まらないが、ニンゲンのソウルは留まる。その違いも、何か他の物質によるものかのかも…」
ぶつぶつと呟きながら、「ありがとう」と言う博士。
「やはりほんもののニンゲンを調べなきゃいけない。でもイナサを使うわけにもいかないしな、まずはこの国の電力を供給することに力を注がなければ、例えば熱とかを電力に変えるのはどうだろう。いやでも初期にエネルギーが足りないし実現は難しいか、でも今のところそれが一番いい方法でー」
『…あー、博士?』
「…そっとしとけ、自分の世界に入ってるんだ。」
呆れたようにそう言うサンズに、私はゆっくり頷き、完全に自分の世界に入った博士を刺激しないように部屋を出た。
…だから、私は知らなかった。
「コアを実現させるには、私が落ちるしかないか…」
なんて、博士が言ってるなんて。
ラッキーアイテム
赤色のソウル
今日の一言(だいたいネタ)
『幽霊っていると思う?』ナプスタ「あ…ボク…」
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真冬のハイビスカス - ※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソさん» あ(察し)アイリス君な…ありがとうございます! (2022年2月26日 7時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソ(プロフ) - わー!!すげー!文才力爆発してる!!!かっけぇええ!!!有名な小説家になるの期待 (2022年2月25日 20時) (レス) id: 518bed0004 (このIDを非表示/違反報告)
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