私って ページ4
「お前、まともな奴じゃないだろ。」
布団に(しぶしぶ)入って早々に、かなりグサッとくる言葉を言われた。
『うわ、ストレートですね。…根拠は?』
「…知らないやつの家来たら、少しは警戒するだろ。お前はそう言うのがかんじられない。し、なんか目が虚ろっていうか…ヤバい感じする。
…おまえ、何者だ?」
『…なんだと思う?』
いろいろ見抜かれて動揺しているのを隠すようにそう言うと、「ヘンなやつ…」と毒を吐かれた。
…目が虚ろ、ね。
自ら死を望んだものの目は、おのずとそうなるのだろうか。それとも、
…私が異常なのか。
どちらにせよ、こいつには警戒しないといけないのは確かだった。
サンズは人の感情を見抜くのが得意なんだろう。もし気を緩ませたら、私の過去の色々を知られてしまうかもしれない…
…私、こんなとこで何やってんだろ。我慢できなくてここにきたのに、ここで過去を隠すためだけに生きている。
…私の生きる価値って、なんだろう?
私の特技ってなんだろう?私の苦手なものってなんだろう?嫌いな食べ物はなんだろう?じゃあ、好きな食べ物は?友達は?好きなことは?嫌いなことは?私にしかできないことは?私にはできないことは?言われて嫌なことは?言われたら嬉しいことは?性格は?
…私って、なんだろう?
もう私にはあの「夢」しかない。それ以外には、もう何もない。
私の生きる意味は、実験の為。
でもそれがなくなった今、私はどうすればいいんだろう。
窓から入ってきた冷たい風に、私は身体を縮こませた。
ラッキーアイテム
赤色のソウル
今日の一言(だいたいネタ)
『幽霊っていると思う?』ナプスタ「あ…ボク…」
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真冬のハイビスカス - ※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソさん» あ(察し)アイリス君な…ありがとうございます! (2022年2月26日 7時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソ(プロフ) - わー!!すげー!文才力爆発してる!!!かっけぇええ!!!有名な小説家になるの期待 (2022年2月25日 20時) (レス) id: 518bed0004 (このIDを非表示/違反報告)
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