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遠雷 ページ2

…そうだ、あの日は雨が降っていたんだ。

雷が鳴るほどの、ひどい雨が。

風が強く吹き荒れていて、私が姿を消すには最適だと思った。

山の中には大きな穴があった。穴に落ちたら戻れない、ということなのだろう。そう考え、私は迷わずその穴に落ちた。

これで、やっと…そう思ったが、いつまで経っても期待した痛みはやってこなかった。

おかしいと思って目を開けると、私は金色の何かの上に覆いかぶさっていた。

…なんだ、これ…

今まで一度も見たことがないものに好奇心が揺さぶられ、状況が状況なのにも関わらずそれを観察し始めた。

…これ、花か?研究室に置いてあった花に形が似ている…

花をおしべとめしべで分けたり、花びらを取ってがくだけにしたりしていると、「随分集中しているね」と声をかけられた。

「こんにちは。私はガスター。君は、落ちてきたのかい?」

顔を上げると、白黒の老人がこちらを向いていた。

「お名前は?」

『私は…』

F-23、と答えようとして、やめた。これは識別番号であって、名前ではない。

「名前が、ないのかい?」

落ち着いた声でそう聞かれ、私は頷いた。

「じゃあ、私が考えてあげよう。

…今日は地上ではすごい嵐らしいね。嵐を呼ぶ風をイナサって言うらしいから、イナサでどう?」

そう言うガスターさん?に私はもう一度頷いた。

正直、名前とかどうでもいい。

し、ここで話を拗らせても面倒なので、適当に頷いておくことにした。

…でも、適当に頷いていたらガスターさんに拾われることになるとか聞いてない…

どうやら君身寄りないでしょ→うちに来る?的な話になっていたらしく、私はガスターさんの家に行くことになった。

…ガスターさんも物好きだな、私が普通のニンゲンじゃないことぐらい、みてわかるだろうに…

いや、ガスターさんもニンゲンじゃないか。なんか米みた…なんでもない。

そんなことを考えていると、いつの間にか近未来的な建物についていた。

無責任!→←夢を叶える道


ラッキーアイテム

赤色のソウル

今日の一言(だいたいネタ)

『幽霊っていると思う?』ナプスタ「あ…ボク…」


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真冬のハイビスカス - ※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソさん» あ(察し)アイリス君な…ありがとうございます! (2022年2月26日 7時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソ(プロフ) - わー!!すげー!文才力爆発してる!!!かっけぇええ!!!有名な小説家になるの期待 (2022年2月25日 20時) (レス) id: 518bed0004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちりの x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年2月20日 18時

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