au car ? 【東海オンエア】

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としみつくんと用を終えて愛知への帰路に帰る



「荷物重くない？そっちも持つか？」



としみつくんは心配症なのと優しさのダブル。すでに洋服やらが入ったトランクを一つ持ってもらってるのにまだ私の心配をしてる



「大丈夫、ありがとう」


予想よりギリギリに新幹線に乗り込んで２人で一息



「疲れたね」



「でも楽しかったね」



「うん」



なんだかんだ用を終えるまで東京のあちこちに寄り道をして、楽しい一日を送った。



「パンケーキ美味しかった…」


昼は２人で有名なパンケーキ屋さん。

一昔前まで女子高校生たちの憩いの場だったパンケーキ屋さんも、今では行列はすっかり途絶えていた。




入る？入らない？なんて２人でじゃんけんして決めて、結局じゃんけんの結果なんて関係なく私のお腹の虫の音によって入ることは決定した。




「また行きたい？」


としみつくんが窓の外を見ながら聞いてくるから


「行きたい、今度はみんなも一緒に」



っていうと、「だね」とだけ返された。





今日一日でわかったことが一つ


それはとしみつくんは意外と優しくて、話がお互いに合うし、実はクールぶってるけど抜けてるところがあってなんだか目が離せないってところ



「また２人でも行きたいね」



気づけば思ったことを素直に言葉にしていた。



口にした後に、これって他の意味でも捉えられちゃうよな、あれ今どういう意味で言った？と自問自答してしまった。




結局面倒になってそのまま私は寝たふりにつく




自分の発言に責任を持てない点ではまだまだ子供。




いつの間にかそれは寝たふりから本当の眠りになってしまったらしい



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「起きて、ついたよ」




としみつくんの落ち着いた声で目覚めればもう愛知に着いていた。




あ、もう着いちゃったんだ




帰ってきたことに少し寂しさを覚える自分がいた。

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