花 19 ページ21
恋羽side
作詞と作曲を自分達で!?それはちょっと難しいんじゃないかなぁ!?
A「………あ」
お!A姉の頭に電球が見えるぞ!
A「母さんのノートがある」
恋羽「ああ!あのノートか!」
お母さんが作った作曲ノート!
ナオミ「私、作詞は困るけど作曲ならアレンジ出来ると思う」
ナオミは昔から音楽が大好きでよくお母さんからピアノを教えてもらっていた。
A「よし!とにかく家に帰ってノートを見つけよう!」
1度家に帰り、無事にノートを見つけてまた戻ってくる。一先ず作曲は何とかなりそうだ。30曲以上あったから。
A「アレンジすると言っても、まずはどれにするか決めないとな。ナオミ、弾いてくれるか?」
ナオミ「う、うん。頑張る」
部屋にあるピアノは好きに使っていいと言われたので問題ない。私も今度弾いてみよう。
ナオミにたくさん弾いてもらい、結果アップテンポな曲に決定。
問題は作詞だよ!作詞!!どうしよう!?
A「まぁ………皆で案を出し合おうか」
それが一番王道だし!でも……………
A「……………」
恋羽「………………」
ナオミ「………………」
上手くいかないのが世の中だよね!!もう私含め皆精気が抜けてるよ!目に光がないよ!ズーンって感じだよ!
A「ヤバい………浮かばん………」
恋羽「素人だもの………」
ナオミ「作詞家さんってすごい………」
これは……もうアレしかないね!
恋羽「召喚!教育係〜!」
ということで!来栖くんに聞いてみよう!
翔「いや、俺に聞かれてもな〜……」
恋羽「やっぱり?」
そりゃそうだよね。来栖くんの担当は違うもん。いやでもほら、私達よりは知ってるかなと思ってさ。
翔「でもどういうコンセプトでいくのか決めるのは大事だと思うぞ」
ナオミ「コンセプト……ですか?」
翔「そう」
来栖くんは大きく頷く。
翔「例えば恋愛の歌なら、恋とか伝えたいとか入れるだろ。そういう感じ。細かくコンセプトを考えてから思い付く言葉をあげていって、そこから歌詞を考えてけばいいんじゃないか?」
A「なるほど、コンセプトか………」
確かに私達、そういうの全然考えてなかった!
恋羽「ありがとう、来栖くん!もう一度考えてみる!」
私達は改めて、真っ白な紙に向かい合った。
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作者名:観月るう | 作成日時:2017年11月29日 0時