花 12 ページ14
音也side
今日の夜はいきなりな事が多すぎだ。いきなり呼び出されて、3人の女の人達に会うだなんて思ってなかった。しかもその3人はアイドルになるらしい。
月「でも突然アイドルやれって言われても何やっていいか分かんないだろうから〜」
日「教育係をつける」
全「教育係??」
月「そ!まずAちゃんの教育係は一十木音也くん!」
音「えっ!?」
俺!?と驚いているとAさんと目が合う。俺に教育係なんて、出来るかな………。ううん、弱気になっちゃ駄目だ!大丈夫!やれる!
音「よろしく、Aさん」
A「ああ。指導よろしく頼む。あと一十木さんは教える立場だから、私の名前にさん付けはいらない」
音「そっか!じゃあAちゃんでいいかな?俺、堅苦しいの苦手だから、一十木さんじゃなくて音也って名前で呼ばれたいな」
にこっと笑えば、本当に音也でいいのか?と驚愕の表情で聞いてきた。うん、やっぱり名前呼びの方が親近感沸くよね!
A「じゃ、じゃあ………音也」
音「うん!何?」
見つめると目を逸らされた。あれ?何かマズイ事しちゃったかな?
月「恋羽ちゃんは来栖翔くん!」
恋羽「えっ、本当に!?やったー!!」
恋羽ちゃんは思いっきり翔に抱きついていた。感情表現がストレートな子だなぁと思った。
月「ナオミちゃんは寿嶺ちゃんよ!」
嶺「やった!よろしくね、ナオミちゃん!」
ナオミ「へっ!?あ、はい!よ、よろしく……お願いします」
ナオミちゃんはビクビクしながらお辞儀をした。少し、というかかなり怖がりな子なのだろう。
日「明日、どのグループも午前中は予定が入っていないと思う。その午前中を使って改めて詳しい自己紹介とアイスブレイクをする。以上だ」
早「今日はもう終わりデース。では、私もこれで………バイキュー☆」
社長は高笑いをしながらどこかへ飛んでいった。
A「一体どういう仕組みだよアレは……」
深くため息を吐いてからAちゃんは俺を見た。
A「詳しい自己紹介は明日するから今日言うことはないが改めて______アイドルになるための指導、よろしく頼んだ」
音「うん!任せてよ!」
自分でやると心に決めたんだ。たくさん教えて、彼女を立派なアイドルにしよう。
やることがいっぱいで何を教えたらいいか分からない反面、今後がどうなるかとても楽しみだ。
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作者名:観月るう | 作成日時:2017年11月29日 0時