花 10 ページ12
恋羽side
QUARTET NIGHT______
先程来栖くん達から聞いた。あの人達は来栖くん達の先輩アイドルだそうだ。これまたキラキラしてる。む?あの子、可愛い!
美風藍と言ったか。知性の窺える大きな瞳に中性的な顔立ち。高めの声もベストマッチ。来栖くんや那月くんとは違ったクールな可愛さだ。
早速抱きつきに…………!
翔「止めとけ」
来栖くんに腕を掴まれた。あぅ……私の抱きつきたい症候群が収まらないよ〜!
翔「藍に抱きついたら今後要注意人物ってことになって半径3m以内は近付けなくなるぞ。いいのか?」
何ィ!?それは駄目だ!うぅ……じゃあ我慢しよう。私には来栖くんと那月くんがいるからね!
月「そして次は〜」
日「ST☆RISHだ」
日向さんが目を向ける。ライトがついて来栖くん達が照らされた。
音「俺、一十木音也!よろしくね!」
真「聖川真斗という。以後よろしく頼む」
那「僕は四ノ宮那月。よろしくお願いしますね」
ト「一ノ瀬トキヤです。よろしくお願いします」
レ「俺は神宮寺レン。よろしく」
翔「俺は来栖翔!よろしくな!」
セ「私は愛島セシルです。どうぞよろしくお願いします」
やっぱりアイドルはキラキラしている。ST☆RISHは大人びたQUARTET NIGHTとは違う元気な雰囲気だと思った。
月「さ、神崎シスターズの番よ」
神崎シスターズ!いい名前もらっちゃった!
A「はぁ……。神崎Aだ」
恋羽「はいはーい!次女の神崎恋羽です!よろしく♪」
ナオミ「あ、えっと………神崎ナオミ、です……。三女です」
うむ、我が三女は人前で話せるようになったぞ!良き進歩じゃ!
A「で、私達がここに連れて来られた理由は?」
そう!それ私も気になってた!
早「YOU達の歌声にミーが惚れたからデース!」
月「つまりカラオケの部屋から聞こえてきた声に惚れて、連れて来たくなっちゃったってこと♪」
ナオミ「ということは、私達が出てくるまで外で待機してたってこと、ですか?………ストーカーみたい」
日「断じてストーカーではないぞ!」
あはは、怒った〜!でも、やってること拉致だしストーカーもいいとこだよ。あと、歌が上手かったってだけでアイドルにしたとは思えないんだよねー。
恋羽「それだけじゃないんでしょ?」
早「その通りデース」
シャイニングさんのサングラスがキラリと光った。
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作者名:観月るう | 作成日時:2017年11月29日 0時