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表には裏が ページ9

やられた。
甘く見ていた自分に苛立ちを覚えていた。

でも、悔しさの裏には
【リスクを負う】という興奮と共にあった。


「私をどうしますか」

そのあとに返ってきた言葉は案外予想外のものだった。




「マツノファミリーに入れ」

殺 す

拷 問

監 禁

考えていたものより痛くも何もなかった。



だけど、自分以外の誰かに自分の人生を決められている。
そのことだけで私は満足していた。



頭のネジがぶっ飛んでいる。
心の中で私は思っていた。


自分自身の思考回路がどうのように回っているのかがわからない。




「今日から仲間だから」
そう淡々と告げるおそ松さんが不思議だった



「私を信じれるの」
さっきまで敵同士だったのに。

こんな容易に仲間だなんて…
逆に私が信じられない。




「お前はそんなことしないだろ?」
それが信じてるってことなんじゃないのか

と、思ってけどその言葉は飲み込み食道へと通した。




「はいはいおそ松さん」






「おそ松でいいから」









「さ、行くぞ。チョロ松が待ってる」

そう行って私はおそ松に続いて
いつの間にか来ていたリムジンに乗り込んだ








13歳の夜、私はマツノファミリーに入った。

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水乃(プロフ) - ゆうにゃんさん» ありがとうございます(;_;) (2016年4月28日 21時) (レス) id: b225637297 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2016年4月28日 13時) (レス) id: 03489c5f1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水乃 | 作成日時:2016年4月26日 0時

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