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初めてなんで ページ4

「まぁまぁ、チョロ松。落ち着けよ」
そう言って赤いネクタイの人が私の前に立つ


「こーんな可愛い彼女、殺せないじゃん!ね?」


「一般人ならまだしも。俺らのこと知ってるらしいし」


「拷問か?ヒヒッ…」


初めての経験に心拍数が上がる。

胸がドキドキして苦しくて、
腕から手先の神経がビリビリする。



「もぉ、黙っとけって。
 ね、君さ俺の質問に答えてくんね?」

私は静かに首を縦に振った



「今は何してたの?」



「散歩です」



「へぇ、名前は?」



「…佐々木凛です」
安易に名前を教えるべきではないと思ったので、嘘をついた。

だけど、私はその言葉を口にしたのを後悔した。

ガチャ



「さっきから適当な答えばっか。馬鹿にしてんの?」
冷ややかな表情
私は初めて頭に銃を突きつけられていると意識した。


「いえ、そんなことは「お前、アムールファミリーの娘だろ」…違います」



いきなり確信を突いたような自信のある発言
私の頭には銃口が

今、そうです。なんて答えたらどうなることやら。



「素敵な指輪じゃん」
しまった、と思った時にはもう遅い。
後ろにいた5人も少しずつ構え出していた。



パパの遺品の指輪がまさかバレてるとは。



「あの」
まずは絶体絶命のこの状況を抜け出したい

それしか頭にはなかった。



「ん?」
赤いネクタイの人はまるで

最後に一言くらい聞いてやる

とでも言うように私の言葉に対して間抜けな返事をした。




「実は、初めてなんです。だから、優しくしてくださいね?♡」


私がそう言えば、6人とも少し落ち着かないような雰囲気になった。




「さよなら!」と逃げると

「萌え!燃えてきたぁ!」なんて6人が追いかけてきた。







これが全ての始まり。

殺るしかない→←出会い



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水乃(プロフ) - ゆうにゃんさん» ありがとうございます(;_;) (2016年4月28日 21時) (レス) id: b225637297 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2016年4月28日 13時) (レス) id: 03489c5f1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水乃 | 作成日時:2016年4月26日 0時

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