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痛哭23 ページ23

もう何年も前の話だ。私が齢6歳の時の話だからな。



裏社会で知らない奴はいなかったんじゃないか?



“少女痛哭事件〜悲劇の悪魔の登場〜”



…なんてイタい事件名で呼ばれてたな。



私はかっこよくてスーツの似合うお父さんと、歌とピアノが上手なお母さんと幸せに暮らしていた。



だがそんな時間はすぐに消え去った。



ある日、外国人のお兄さん達が、たくさんやってきた。それがイタリアンマフィア…お前らのファミリーだった。



目的なんて決まってる、あいつらは私の幸せを躊躇なくぶっ潰していった。



やめてよ…そのピアノお母さんの…やめて…それはパパの…



そんな風に泣いていた私を、お母さんはタンスの中に隠した。



「ごめんねA…ごめんなさい…」



…それが、お母さんの最期の言葉だった。



外が騒がしかった。人の呻く声、銃の音、ドサッドサッと何かが倒れる音___



静かになって外に出ると



そこは赤い海が出来ていた。



そこには私の大好きが全部壊れて…無残に散らかっていた。



私は情けなく倒れ…そして



『うわぁああああああああああああああっ‼‼‼』



獣のように、泣き叫んだ。

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空っぽ少年(プロフ) - 琥珀さん» 続編まで読んでくださりありがとう。頑張ります (2018年1月25日 5時) (レス) id: 24d182abb5 (このIDを非表示/違反報告)
空っぽ少年(プロフ) - ういさん» ありがとうございます (2018年1月25日 5時) (レス) id: 24d182abb5 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 『最悪。』の時から大好きです! 更新頑張ってください〜(*´∀`) (2018年1月21日 9時) (レス) id: 0ec2b48e76 (このIDを非表示/違反報告)
うい - すっっっっっっごく面白いです!更新頑張ってください! (2018年1月12日 7時) (レス) id: 3e832864c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空っぽ少年 | 作者ホームページ:http:/v  
作成日時:2018年1月2日 7時

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