痛哭22 ページ22
部下「たまにあるんですよね、ボスはそういう夢に浮かされちゃうことが」
一「なんどもあるのかよ…そういう時どうしてたんだお前ら」
部下「…正気に戻るまで、その夢に付き合ってましたよ。映画館に行きたいといえば連れて行きましたし、買い物に行きたいと言ったら付き合いました。
そしてその日の夕方頃、ボスは泣き出し、正気に戻るんです。
またやっちゃった、夢だって分かってるのにごめんね…って言いながら。」
Aは自室で寝ている。叫んだ後倒れ込んでしまったのだ。でももうそれから数時間は経過していた。
一「そろそろgattinaが起きるかもしれないから、行ってくる。」
・
『…イチマツ、おはよう。』
一「起きたか、おはようA」
朝叫んだ記憶はしっかり残っている。だから何を喋っていいか分からない。
一「…朝はごめん。叩いちゃって…」
『…別にいいよ。止めてくれないと、また部下に迷惑かけるところだったから』
一「……」
『…この前機密ファイル盗み見ただろ。』
一「うん、別にいいかなーって」
『よくねーよバカ。…知ってただろ、あの事件。』
一「もう数十年前の話だったがな。思い出した…」
『生後7歳の天才女ボスって呼ばれたこともあれば、
“悲劇の悪魔”なんて呼ばれたこともあったよ。』
お前には隠すことなどできないみたいだな…
私の過去の話をしようか。
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空っぽ少年(プロフ) - 琥珀さん» 続編まで読んでくださりありがとう。頑張ります (2018年1月25日 5時) (レス) id: 24d182abb5 (このIDを非表示/違反報告)
空っぽ少年(プロフ) - ういさん» ありがとうございます (2018年1月25日 5時) (レス) id: 24d182abb5 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 『最悪。』の時から大好きです! 更新頑張ってください〜(*´∀`) (2018年1月21日 9時) (レス) id: 0ec2b48e76 (このIDを非表示/違反報告)
うい - すっっっっっっごく面白いです!更新頑張ってください! (2018年1月12日 7時) (レス) id: 3e832864c4 (このIDを非表示/違反報告)
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