【おそ松さん】こいつ、『一応』俺らの妹！part2

相談室5 ページ28

｢お母さん｣

｢ん？｣

｢これ、昨日渡せなかったから……｣





そう言って、ハンドクリームの入った袋を渡した


そうすると、一瞬驚いた顔をしてから嬉しそうな顔をした





｢ちょっと遅くなってごめんね｣

｢ううん、気持ちが嬉しいから
ありがとう、A｣

｢母さん｣

｢どうしたの、トド松｣

｢これは、僕達から！｣

｢ニートたちもくれるの？｣

｢ふふん、まあね！
僕と一松兄さんと十四松兄さんから！｣





あくまで上3人の名前はださないらしい





｢……クソ松たちから、もらってるのかな｣




部屋に戻りながら、一松兄さんが言った





｢うーん、それ僕も気になったんだよねー｣

｢気になりマッスル！！｣





そう言って、襖を開けると





｢あ、おかえり｣




3人の姿があった




｢ねぇ、兄さんたち
昨日母の日だけど、なにかあげた？｣

｢それは、もちろん！
渡したよ｣

｢俺もだ
愛の結晶をな！｣

｢おそ松兄さんは？｣

｢さあ？｣

｢は？｣

｢どっちだろうねー？｣

｢これは、買ってないってこと……？｣

｢いつかわかるんじゃねぇの？｣





そう言うと、お母さんから『A』と呼ぶ声が聞こえ、台所に行くと2つのケーキ





｢これ、おそ松から｣

｢え？なんで？｣

｢母さんにもくれたんだけど、Aにもお世話になってるから渡しといてって｣

｢おそ松兄さん……｣





感動していると





｢まさかおそ松兄さんも同じこと考えてたなんてね｣

｢え？｣

｢はい、これ｣





そう言って、5人の兄さんたちの手に袋





｢母の日で渡すのもおかしいと思ったけど……｣

｢ううん、嬉しいありがとう！！｣





涙目になってたのは、私だけの秘密

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