【おそ松さん】貴方が好きなのは私じゃなくて【十四松】 (ページ20)

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18話* ページ20

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「んっ…」

気づいたら寝ていたらしく、窓の外を見ると日が上っていた。

お父さんに何時着くのかと聞いたら、もう着いたよと言われ車から降りる。

目の前には
自分の家の5倍以上はあるであろう大きな屋敷が。

凄い…。

屋敷のお大きさに思わず驚く

ボーっと見ていると、お母さんに呼ばれ振り向くと

お母さんとお父さんと

この屋敷の人だと思われる人達が立っていた。

「こ、こんにちは桜川と言います。」

「こんにちは。あつしと申します。」

礼儀正しく挨拶を返すあつしさん。

なんだかちょっと十四松君に似ているような…

って十四松君の事考えすぎ！

ふるっと頭を左右に振る。

あつしさんに連れられ屋敷の中に入って行く。

長い廊下を歩くと広い部屋にでた。

大きなテーブルの前に座る。

目の前にはあつしさん。

お母さん達は親同士で話があるらしくこの部屋には私とあつしさんと2人きり。

少しだけ会話をしてわかったことがある。

あつしさんは私より一歳年がい上だと言うこと。

なのであつしさんには敬語をはずしてもらった。

歳上の人に敬語で話されるのは、少し変な感じがするからだ。

突然あつしさんが口を開いた。

あ「桜川さん。貴女には彼氏。居ますよね？」

え?

なんで知っているの？

「ど、どうしてそれを…」

あ「いや、あのね。僕の知人にトド松君って人がいて
そのお兄さんの十四松さんが君と同じ名前の人と付き合ってるって聞いて

今回のお見合いでその名前が一緒で、気になってトド松君に聞いて見たんだ。
そしたらトド松君が絶対その人だって。

どうしてお見合いなんて受けたの？」

「そ、それは受けないといけないって。

だから、十四松君にはもう会えないって。言っちゃった…」

あ「そっかぁ…。

あのさ、僕今日このお見合い無しにしようと思って来たんです。」

理由が解らず思わずどうしてですか?と聞いた

あ「だって。君には十四松さんという素敵な人がいるじゃないですか。」

「で、でも…お見合いは」

あ「その事については僕が断ったって言っておくから。」

ね、とニコッと微笑むあつしさん

私はあつしさんにお礼を言い

部屋を出た。