29話* ページ31
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幸せそうに笑う彼女ちゃんと十四松。
それを幸せそうに祝福するA。
だが、心の奥底ではとても悲しんでいた。
Aはそれを隠すかのように、笑顔を貼り付ける。
嬉しい。
楽しい。
幸せ。
苦しい。
悲しい。
前向きな言葉を並べるが、やはり悲しみの感情は消せなくて。
今にも泣きそうになる。
自分で決めた事じゃん。
後悔しないって決めたじゃん。
Aは笑顔で『席を外すね』とだけ言いその場から早足で離れた。
それが仮の笑顔だと言う事に気付かない十四松とAの姉。
だが、唯一それに気付いている一人の男がいた。
一松だ。
一松はAに好意を抱いている。
だからこそ気付いてしまった。
一松はとても悲しい顔をする。
自分の好きなひとが無理をして笑っている姿を見て何も思わないわけがない。
一松は思う。
どうして俺じゃ無いんだろう。
俺にしておけば悲しまずに済んだのに。
もっと、早く想いを伝えられていれば
未来は変わっていたかもしれないのに。と
だがもう、手遅れだ。
ギュッと拳を握る。
皮膚に爪がくい込む。
胸が締め付けられて苦しい。
恋が叶わない悲しみか。
Aが幸せになれなかった悲しみか。
どちらにせよ、心の中は悲しみで溢れていた。
だが、こんなのどうって事ない。
Aに比べたら…全然平気だ。
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蓮城桜 - 恋が叶わない辛さがよくわかるのでとてもうるっとというかスゴく泣きました!ほかにもこの気持ちがわかってくれる人はいますか? (2017年7月11日 22時) (レス) id: bfea0b4b67 (このIDを非表示/違反報告)
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