35話 ページ36
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―――――――――……。
数日前。
ボクはにゃーちゃんのライブが終わりうきうきと地に足がついていないような状態の時だった。
ばったりと。ボクは、栗色の綺麗な髪を鼻先まで伸ばし、表情が全く見えない彼女と会った。
ああ、最悪だ。折角いい気分で家に帰れると思ったのに。
ボクは嫌悪感を隠すことなく、全面に出した。
すれ違う多くの人達はボク達のことなんて気にもとめない。
そこでボクは、一松が言っていた言葉を思い出して、真相を確かめるべく裏路地に引っ張った。
彼女の細い腕は、何の抵抗もしなかった。
「……で。何が聞きたいのでしょうか。私はあなたに構ってる暇なんてないのですけど」
淡々と言葉を繰り出す彼女にイライラしつつも、
「アンタ、なんなの？」
そんな言葉を紡いでみた。すると目の前の彼女は「なにがです？」なんて首を傾げた。そんな動作にいちいち腹が立って仕方が無い。
裏路地に入ってきた冷たい風が、ボク達の間を通り過ぎる。
｢一松から、聞いたんだけど。アンタが、トト子ちゃんを悪く思ってるって｣
「それが何か」
ビルの壁に寄っかかり、腕を組みながらボクの言葉に返答する。悪びれる様子など、微塵も感じない。
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この前のあいつ(プロフ) - おみかんさん» 全部見てくださったのですか！嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2016年3月24日 10時) (
レス) id: d7f15c5c72 (このIDを非表示/違反報告)
おみかん(プロフ) - こんにちは！作風すごく好きです。小説3つすべて拝見しました。とても素敵でどれも続きが楽しみです。応援してます。 (2016年3月22日 5時) (レス) id: 9b40e47e5e (このIDを非表示/違反報告)
この前のあいつ(プロフ) - 魔女？さん» わかりにくくてごめんなさい。主人公は栗毛の子なんです。プロローグは、妹のトト子ちゃんの方を先に書いたんです。本当に混乱させてしまってすみません。 (2016年3月9日 11時) (レス) id: 5a53ac0796 (このIDを非表示/違反報告)
魔女？ - 私が違ったら、すみません。 (2016年3月9日 11時) (レス) id: f29a288e89 (このIDを非表示/違反報告)
魔女？ - 主人公ちゃんは、黒髪ロングだったと思うんですが……？ (2016年3月9日 11時) (レス) id: f29a288e89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：この前のあいつ | 作成日時：2016年1月23日 21時
