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おそ松side
トド松から全部話を聞いて
俺の中に黒い感情がぐるぐると渦巻いた。
ダメだ
俺意外と嫉妬深いからさ
実の弟だってわかってても、
俺の大好きな彼女に触れたって思っただけで
嫉妬と怒りで感情がごちゃごちゃになりそうで。
俺からAが離れなくなればいい
俺以外のヤツと接することがなくなれば、こんな黒い感情は無くなるのか?
お「…違う」
最近自分っておかしいんだな、って思うようになった
Aはこんなに俺が嫉妬深いってこと知らないんだろうな
多分これからもっと些細なことで嫉妬して、Aに嫌な思いさせちまうんだろうな
ならいっそのこと___
お「トド松、母さんに昼飯いらないって言っといて」
ト「わかった…っ、おそ松兄さんどこ行くの??」
お「んー、ちっと散歩」
.
公園に行ったら、やっぱりチョロ松とAがいた
俺はすべり台の影から、Aに電話をかけた。
二人して小声で色々話したんだか、チョロ松はそそくさと裏から公園を出ていった。
俺が何か一言話す度に表情をコロコロ変えるA
あー好きだなー、やっぱ。
そしてAは俺に昨日のことを謝ってきて
おまけにチョロ松の心配までしてきた。
違う
謝らせたいんじゃないんだって
すべり台の影から見えたAの後ろ姿は、いつもより小さく見えた
A、
好きだよ
…大好き
だから
.
『別れよう』
.
静かに泣きながらベンチに崩れ落ちたAの元に行こうとした俺の足は
鉛のように重かった
心が " 行くな 行っちゃダメだ " そう言ってる気がして
これから先
Aにまたこんな風に俺の醜い嫉妬に付き合わせて
つらい思いさせるなら
こうした方が絶対いいだろ?
「私が…チョロ松とあんなことしたからっ、?もしっ…もしそうなら私ちゃんと直接おそ松に謝るから…だからっ、」
『…A、ごめんな』
そう言って俺は、電話を切った。
「おそ松っ!!…ぅうっ」
携帯を持つ俺の右手は、震えてた。
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悠波(プロフ) - あーもんど。さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです泣。 チョロ松くんいいキャラしてますから書きごたえありそうです! ありがとうございました^^ (2018年6月7日 22時) (レス) id: d9f8fa1f96 (このIDを非表示/違反報告)
あーもんど。(プロフ) - もう泣いちゃって、めちゃくちゃ感動しました!次回作作者さんが出来ればですがチョロ松を推します!あ、あくまでも次回作が作者さんのご都合によって作られればですので、これからも頑張ってください!!! (2018年5月17日 0時) (レス) id: 8f39d2ade4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりん - おそ松・・惚れる!私チョロ松推しだけど・・・さすが長男ってところやっぱ好きだわ (2018年4月29日 11時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
悠波(プロフ) - 冥夜さん» コメントありがとうございます!うわあああありがとうございます嬉しいです。゚(゚´▽`゚)゚。そのお言葉で次回も頑張れます!ここまで読んでくださってありがとうございました! (2018年4月26日 21時) (レス) id: d9f8fa1f96 (このIDを非表示/違反報告)
冥夜 - あ、作者さんは私を殺そうと…((( ;゚Д゚))) メチャクチャ感激しました! (2018年4月25日 16時) (レス) id: 14c724844d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠波 | 作成日時:2016年1月6日 1時