百鬼夜行【妖怪松】

黒い羽根の正体は… ページ4

カラ松side

「さっきのgirlはどうしてここに来たのだろうか…。」

フッ…。girl達とは初めましてだな。俺は赤塚山を守っているカラ松という烏天狗だ。
さっきのgirlの事を誰か知っている人はいないか？

「こんな時に人間と出会うなんて…全く付いてないぜ…。」

ん？girlとは誰かって？あぁ、先程な、入口で見知らぬgirlを見つけてな…。立ち去った方が良いと忠告を与えておいたのさ。
そのgirlはまだ入口にいるみたいでな…。ここはもう人間は誰1人としていないから、人間が来られると困るんだ。

？？？「ちょっとカラ松兄さん！何やってるの！？もう始まってるよ？」

「あぁ、すまない、トド松。ちょっと考え事をしてたんだ。すぐ行くから先に行っててくれ。」

トド「…もうっ！自分勝手なんだからぁ！用が済んだら早く来てよね！待ってるよ！」

「あぁ。」

フッ…。まぁ、girlの事はまた後で考えよう。

「さて。一段落したし、百鬼夜行に戻るか。この自慢の黒い羽根で…それっ！！」

(びゅっ！！)(ばさっばさっ！)







トド「(人の気配がする…。どこかにいるのかな…。)」

？？？「トド松ー！早く行こぉー！」

トド「あ！はーい！待ってー！今行くー！」




？？？「(ッチ…。女の気配がする…。)





Aside

｢あ、あのぉー…誰か…。｣

もう！なんでここに来ちゃいけないわけ！？
ていうか、何やってるの！？
祭り！？意味分からない！

「あの、今何やってるんですか…。」

？？？「ちょっと、そこのアンタ。そこどいてくれない？」

「え。あ、はい…。(何この人感じ悪…。)」

？？？「あ、アンタ、この神社に入るつもり？やめてよね、今取り込んでるし、ここのヤツらみんな人間嫌いだから。」

「え…。私は別にそういうわけで来たわけじゃ…。」

？？？「とにかく…帰ってよね。それじゃ。」

「えぇ〜…」

はぁ！？なんで入っちゃいけないの！？何ここ、どうなってんの！？

さっきの人は、なんか猫みたいだったし…。
どうなってんの、この神社…。

「(どうしよう…。)」







？？？「あの子、人間だ！話してみたい！でも、おそ松兄さん怒るだろうなぁ…。でも！話したい！僕、お友達になりたい！」





おそ「(あいつ…。まだ人間に近づこうとしてる…！)」

チョロ「またか…。全く…あいつは…。」

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