最終話. 十四松が、 ページ49
一松side
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Aちゃんっていう子が
色々あって俺らの家に少しの間住むことになってから
数ヶ月が経った
女の子のいる生活になかなか慣れない俺たちだけど
それでもみんな彼女と上手くやっている
おそ松兄さんがたまに手を出そうとしてる所を、十四松が必死に止めてるのを見る時もあるけど。
一 「 十四松 」
「 なーに!? 一松兄さん!! 」
十四松が親に頭を下げていたあの時
その光景を見た俺は、何故か考えるより先に行動に出ていて
一緒になって頭を下げていた
別に俺には関係の無い話ではあったけど
多分、あまりにも、Aちゃんを想う十四松が必死で、
力になってやりたいなんて、俺らしくもない思いが芽生えた
一 「 お前、今、幸せ? 」
「 え!? うん、あたりまえ!! 」
そんな十四松が、俺の前で幸せそうに笑うから
ふーん、よかったね
と、ちょっとぶっきらぼうに言えば
「 ねえ、兄さん 」
一 「 あ? 」
「 あんね、あんね
……ありがとう!!!! 」
俺の目を見て、大きな声で礼を言ってくる
じゃ、僕Aちゃんとこ行ってくる!!
なんて元気に走り去って行った十四松の背中を見ながら
また俺らしくもなく、嬉しさがこみ上げて
無意識に少しだけ笑ってしまった
松代 「 ところで、あの二人は付き合ってるのよね? 」
一 「 は? え、まぁ… そうなんじゃない? 」
松代 「 うふふ、孫の顔が楽しみねぇ! 」
一 「 いやまだ早くない 」
松代 「 お祝いには赤飯を炊かないとね
孫へのプレゼントも用意しなきゃ
女の子だったらやっぱり服よねえ、男の子だったら… 」
一 「 だから気が早くない!?
多分まだあいつらそこまで行ってないから… 」
まだまだ、十四松とAちゃんは
二人で乗り越えなきゃいけない壁が沢山あるんだろう
だけど、なんとなく、
あの二人は大丈夫な気がして
十四松だからか?
十四松というジャンルだから、なんでも大丈夫な気がする
二人はまだ、始まったばかりなんだろうけど
そんな二人の進む道を、
密かに応援してやりたい
なんて強く心に誓ったりした
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恋したって。
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しゃび(プロフ) - リンゴさん» コメントありがとうございます。感動して頂けたようで何よりです…！確実に言えることではないのですが、もしかしたらまた続きのようなものを書く可能性もありますので、その時はぜひよろしくお願いします。続きを望んで頂けて嬉しい限りです。 (2019年3月6日 11時) (
レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - とても感動しました。わたし、十四松推しなのですがもっともっとつづきをみたかったです。 (2019年3月6日 1時) (レス) id: fa8cdcdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 輝舞姫さん» コメントありがとうございます。そう言って下さり嬉しい限りです。一松推しなのに読んで下さりありがとうございます。 (2018年8月26日 21時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
輝舞姫(プロフ) - 完結おめでとうございますー。面白かったです。一松推しなのですが、十四松の事が好きになりそうでした。 (2018年8月26日 18時) (レス) id: e5c704bd79 (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 美羽さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。この小説はこれにて完結ですが、最後まで楽しんでいただけていたら幸いです。 (2018年8月26日 11時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年7月22日 16時
