【 おそ松さん 】十四松が、恋したって。【 十四松 】

29. バイバイとかより、 ページ30

夢主side
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鍋パーティーも終わり、

六つ子のみんなとも少し打ち解けて
仲良くなって









ああ楽しかった、なんて


生まれて1度も思ったことのないこと









そんな、楽しい時間というのはあっという間で

六つ子のみんなに別れを告げて、
今、十四松が家まで送ってくれている









1人でも大丈夫だけどさ

心配だからって、半ば無理やり付いてきた









『 あ、あのさ
今日は、あの 』









まだ、お礼を言うのは慣れていないけど



『 あり、…ありがと 』









ぎこちないけど、感謝の気持ちを伝えれば



ぱっと笑って、どういたしまして!!
なんて言ってくれる十四松









あ、家、ついちゃう






もう少し、一緒にいたかったな









なんて、



いやいや、何考えてんだ私らしくもない









そんな考えを振り払うように、十四松に挨拶をする







『 あ、ここ、だから、家。
じゃ 』









そう言って、歩きだそうとすれば


待って! と、大きな声で呼び止められる









『 なに 』


「 あ、いや…、あのね
こういう時は、またねって!! 」









またね、って

バイバイ、とかさよなら、とかより寂しくないんだよ
なんて言われる









「 また会おうねってこと!!
だから、またね、Aちゃん 」









手の隠れた長い袖をヒラヒラさせて私に手を振ってくる









それに私も答えたくて


『 またね 』


と、手を振った
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またね。

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