25. 5人の、 ページ26
『 あの、えっと 』
「 あっ、こういう時は、おじゃまします! って!! 」
他人の家、初めてなのかな
玄関先で戸惑うAちゃんに、入る時の挨拶を教える
『 あ、そ、そっか
あの、お、おじゃまします 』
控えめで、小さな声で。
それでも僕の言う通り、挨拶をするAちゃんが
なんかすごく可愛くて。
「 あんね、気楽にしていいからね 」
この家で君を、苦しめるものは何もないから。
安心して、と言うように手をぎゅっと握れば
少し微笑んでくれる
その顔にまた、胸がギューッとなる
これ、かなり前にも経験した感情だ
その正体、知ってるけど。
愛にまだ慣れていないAちゃんに
この感情を教えるのはまだ早いかな
なんて、知ってるはずのその感情に
知らないふりをする
「 ねーねー、兄さん達ー!!
友達来たよー!! 」
玄関先で大声を出して兄さん達を呼べば
え、兄さん? なんて
ハテナを浮かべて僕を見るAちゃん
「 あ、言ってなかったっけ!? 」
僕の声に、ゾロゾロ集まる兄さん達
『 え、…え!?
お、同じ顔!? 』
言うの、忘れてた
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同じ顔。
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しゃび(プロフ) - リンゴさん» コメントありがとうございます。感動して頂けたようで何よりです…!確実に言えることではないのですが、もしかしたらまた続きのようなものを書く可能性もありますので、その時はぜひよろしくお願いします。続きを望んで頂けて嬉しい限りです。 (2019年3月6日 11時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - とても感動しました。わたし、十四松推しなのですがもっともっとつづきをみたかったです。 (2019年3月6日 1時) (レス) id: fa8cdcdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 輝舞姫さん» コメントありがとうございます。そう言って下さり嬉しい限りです。一松推しなのに読んで下さりありがとうございます。 (2018年8月26日 21時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
輝舞姫(プロフ) - 完結おめでとうございますー。面白かったです。一松推しなのですが、十四松の事が好きになりそうでした。 (2018年8月26日 18時) (レス) id: e5c704bd79 (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 美羽さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。この小説はこれにて完結ですが、最後まで楽しんでいただけていたら幸いです。 (2018年8月26日 11時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃび | 作成日時:2018年7月22日 16時